無能少女15 ページ16
『こんだけやればバレないかな』
Sha「まあ…ポンチョとマフラーだったらそうそうバレんやろ」
『カラコンつけたら帽子なくても行けるかな』
si「青いる？」
『髪の色に合ってるね』
Sha「A髪短くしても似合うな」
『ボーイッシュ？』
Sha「ロボロ好きそう」
si「ロボロは俺のだよ」
Sha「…そう」
今日は日曜日。前回から約1週間後。
青のカラコンをつけて、濃い赤のポンチョを着て街に出かける予定だ。
シャオロンも変装したいとか言い出したけど悩みどころ。
『…もう2人して女装する？』
Sha「！ええなぁ、それ！」
si「シャオロン声でばれるくない？」
『たかし！』
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――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
『うわ。かわよ』
Sha「流石やな」
シャオロンはショートの女の子。
私はボーイッシュだが男とは言い難い女の子。
仮面は外している。この時間帯みんなは寝るか遊ぶか書類かだ。
si「ほんとに女の子みたいだね。ほら、これお駄賃」
そう言われ、1万円を渡された。
『いいの？私お金無くはないけど』
si「好意は有難く受け取っとくもんだよ。無くなったらシャオロンにでも奢ってもらいな」
『…わかった。ありがと。ペ神』
si「ん。行ってらっしゃい」
『うわぁー懐かしぃー』
Sha「最後に街でたのいつだっけ？」
『んー…3ヶ月？』
Sha「だいぶ前やね」
「そこのお嬢ちゃん」
ふと隣から張りのあるおじさんの声と美味しそうな匂いが漂ってきた。
『あら。美味しそう』
Sha「…！！」
喋るなって言っといたからほんとに喋らない。
目をきらきらさせて見つめている。
「食べていくかい？オマケしとくよ！」
『本当？じゃあ貰おうかな。…シャーラは食べる？』
Sha「…？…(コク)」
偽名で呼んだから一瞬分からなかったっぽい。
でも直ぐに頷いた。
「そっちの嬢ちゃんは喋らないのかい？」
『内気な性格で…久しぶりに外に連れ出してきたの』
「そうかい！良かったな！はい、400円ね」
『はーい』
『美味しい？』
Sha「ん。塩がきいてて美味い」
『良かった』
その後も、食べ歩きをしながら服を見たりカフェに行ったり。とても有意義な時間を過ごせた気がする。
気づけばもう四時。そろそろ帰ろうとした時、後ろから聞き覚えのある声がした。
ut「そこの麗しいお嬢さん。僕と一緒にお茶でもどうですか？」
『…私に言ってます？』
ut「えぇ。もちろん」
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春 - ル○ク先輩…この作品にボーテ100点！ (2021年8月24日 16時) (
レス) id: c5f939efea (このIDを非表示/違反報告)
ウルフグリーン(プロフ) - 続編おめでとうございます！(遅い) (2021年8月18日 20時) (レス) id: cfbc218aad (このIDを非表示/違反報告)
ぱずる(プロフ) - 凄く面白くてこれからの展開が今からが楽しみです!!無理せず連載頑張ってください。応援しております。 (2021年8月13日 23時) (レス) id: baac44fdeb (このIDを非表示/違反報告)
ウォルフ(プロフ) - ル○ク……ルー◯………もしや！？ (2021年8月6日 12時) (レス) id: 93e8dce9dd (このIDを非表示/違反報告)
すのう.° - 作者さん神様やん。すき。結婚すr((((((( (2021年8月4日 23時) (レス) id: b05517255d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パウダー(学生さん) | 作成日時：2021年7月24日 23時
