Da-iCE 短編 。

▼ おおの ゆうだい ページ27

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( 彼氏 )









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仕事でミスをした









でも 、それを私には もう どうすることも出来なくて






自分の無力さに悲しくなった









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『...』








何かをする気力もなくて 、ぼーっと 、窓の外を眺めていた









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雄「A？」









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『...雄大くん』








雄大くんが 、私の名前を呼び 近づいてくる









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雄「元気ないね 、なんかあった？」









私の隣に座って 、優しい声でそうたずねてくれた









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『...いや 、なんでもないよ』









いつもだったら甘える私も 、







今日はそんな資格がない 、と 甘えることが出来なかった









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雄「ほんとに？」






『うん』









心配そうに私を見つめるけど 、私は平常を装う









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心の中はズタズタのくせに









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雄「そっか...」









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雄「じゃあ 、あっちの部屋にいるから」









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何を聞いても無駄だ 、と 思ったのか





立ち上がって 、そう言った









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