Da-iCE 短編 。

▼ いわおか とおる ページ11

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( 彼氏 )









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徹くんは 、とっても大人







歳とかじゃなくて 、性格とか とにかく色んなところが大人









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『徹くんっ』









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ｷﾞｭｯ









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甘えるのは 、いつも私から








だけど 、ちゃんと受け答えしてくれるのが徹くん









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徹「A 、どうしたの？」







『なんでもなーい』









徹「そっか」









徹くんは 、読んでいた本に視線を戻した









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と思ったら 、










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徹「でも俺 、抱きつかれるより抱きつく方がいいな」









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『わっ』









私が前に来るように抱きしめた









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徹「あったかい」








『んっ 、くすぐったい...』








見ていた本を置いて 、私の首筋に顔をうずめた







息がかかってくすぐったい









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徹「Aってさ 、いい匂いするよね」








『徹くんの方がいい匂いだよ？』









徹「ありがと」









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徹「髪の毛もさらさらで綺麗だし...ん？」









『え 、なに？』








私の髪に指を通して遊んでいた徹くん








そしたら 、何かを見つけたようで









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徹「なにこれ」






『えっ』









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徹「この赤いやつ 、なに？」









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髪の毛で隠れていて気づかなかったけど







確かに鎖骨らへんには 、赤い跡









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