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『ちょ、想太！痛いよ！』
想「え、あ！ごめん、、、」
無理やり連れてきたから、ずっとAの腕を強く掴んどった。
焦って、勝手なことした。
でも、Aのこと見たらなかったことにできるわけなくて。
『大丈夫だけど、どうしたの？ リハ始まるのに、、、』
想「なんで隠しとったん？」
『え、どういうこと？』
想「この手紙とか、嫌がらせされとったんとちゃう？」
『なんで、そんなこと((想「なんで相談してくれへんねや。別に俺やなくてもええ。大輝くんでも、徹くんでも、雄大くんでも、颯でもええ。
でも、なんで1人でがんばるん？」
『べ、別に大丈夫だよー、こんなの笑。芸能人っぽいじゃん笑。あたしも有名になってきたってことかなぁ笑？』
想「大丈夫なん？」
『うん。想太は心配性だねー笑。』
想「じゃあ、なんでそんな無理して笑っとるん？」
そう言って、Aの頬を持つ。
さっきみたいにならんように、優しく。
その頬は、今にも壊れそうなくらい柔らかくて。
その顔は、俺の大スキなあの笑顔を、無理やり作ろうとしとった。でも、出来てへんくて。
『ぇ、、、』
想「俺のスキなAの笑顔は、こんなんやない。」
『ぃ、いつもと、変わんな、なぃよ、、、』
泣くの我慢すんなや。
声震えとって、それを隠そうとしとって。
俺のスキなAの笑顔は、周りを明るくしてくれて、みんなを楽しくしてくれて。
何よりも、笑ってるAが楽しそうなんや。
でも、今は違う。
無理して笑っとるAなんて、Aやない。
悔しいんや。
Aが苦しいのに気付いてやれへんかった。
Aが1人で頑張っとること、気付いてやれへんかった。
せやから、今くらい泣いてや。
俺が泣いてる時、Aずっと歌っとってくれたやん。
『あたしが歌ってたら、誰も想太が泣いてることわかんないよ。』
って言いながら。
俺だけ助けてもらって、何もできないなんて嫌や。
想「辛かったら言ってや。俺が助けてもらってばっかりなんて嫌や。泣きたい時は、俺がずっと歌う。そしたら、誰にも聞こえへんってAが言ってたやろ？」
『。。。そぅ、たぁ』
俺は精一杯歌った。
俺がAにできるのはこれくらいやけど。
＊
雄「この声、、、」
大「想太だ。なんであいつ歌ってるんだ。。。」
徹「Aも帰ってきてないし。。。」
ガタッ
雄「颯！どこ行くんだよ！
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ゆっきー - Da-iCEの小説の中で一番好きです！ガンバッテ更新していただけると嬉しいデス！ (2017年3月18日 6時) (
レス) id: e9a3ddb0a3 (このIDを非表示/違反報告)
yukky - とても面白いデス！更新ガンバッテ下さい！ (2017年1月8日 23時) (レス) id: e9a3ddb0a3 (このIDを非表示/違反報告)
はなざしゅ(プロフ) - 初めて拝見しました。Da-iCEの色々な小説を読んできたんですが、こんなに感動できたのは初めてでした。とってもとーっても素晴らしい作品だと思います！しばらく更新されていなくて残念ですが、ゆっくりでも構わないので、応援させてください！ (2016年12月6日 0時) (レス) id: 22824688a5 (このIDを非表示/違反報告)
Mako(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます。今現在57まで更新している状態なので、まだその先は更新しておりません。なるべく早く書けるようにしますので、お待ちいただけると幸いです。 (2016年9月12日 21時) (レス) id: 89c82c4405 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - ５７から先見れないんですが、どうすれば見れますかね？ (2016年9月12日 21時) (レス) id: eb6f794e32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mako° | 作成日時：2015年12月25日 9時
