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今日は次のサイン会の打ち合わせとラジオの収録が午後にあります。朝方は暇だからか二人は悠々と過ごしています。
寝癖すらかっこいいマンネコンビ、ずるい。


「ん〜……A……」かったるそうな声。

「なに?」こちらは結構朝に強い。

「出かけよ」

「いいよ、どこに?」

「古着屋」

「珍しいね、グガが古着だなんて」

「いつもお前が着てるから……」寝起きでぽやぽやしているからか、珍しい事を言います。

「古着屋は楽しいから、グガもきっと気に入るよ」Aは鈍感というよりは純粋なんです。自分の好きなジャンルに興味を持ってくれたグクが嬉しいようです。


しかしながらジョングクはAが喜ぶ顔が見たいのでしょう。
Aもまた、ジョングクの楽しそうな姿を見たいのです。

微笑ましい末っ子たちを見るのが僕は大好きです。反応がいいからジョングクに構いがちだけど、Aも大好きなんですよ。過去が過去なのもあるけれど。


「……ジミニヒョン、何じろじろ見てるんですか?」


我らがマンネジョングクが目敏く僕に気が付きました。目の前にいるんで当然ですね。


「いや、何でもないよ」


そういえば、観察係だし二人のお出かけにはついて行った方がいいのでしょうか。


「僕もその古着屋行ってもいい?」

「もちろんです!」


Aの快い返事の影に驚いたようなジョングクの顔。多分僕ら三人が出かけるとなればついてくる奴がもう一人いるので、四人で古着屋に行くことになるでしょう。



仮にも世界的に有名であるという称号を頂いた僕らが四人並んで自転車走らせてる現実って、結構面白くないですか。

ブレーキをかけて止まったら、なかなか大きい古着のお店に入ります。
爛々としているAとジョングクの会話でも探ってみましょう。

……と思ったんだけど、Aが今話してる相手は、


「え〜Aそれよりこっちの色のが良くない?」

「うーん……今欲しいのは黄色に青が入ったやつなんですよ……」

「あー、あんまりないね」


テヒョンでした。


「? テヒョニヒョン、それは?」

「買おうかなって」

「皆が古着の良さに気づいてくれている……」

「A、大丈夫。おれ割と前から気づいてる」

「なんと!」


テヒョナはA相手に話すと完全に適当な事言ってAで遊んでます。


その姿を見てると昔を思い出すんだ。
観察記録につけるのはやめておこう。

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- 性被害後の処理の方向が驚きでした。完結までもっていってくださりありがとうございます。お疲れ様でした。 (2021年8月5日 3時) (レス) id: 95434f44d3 (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - 虞犯少年さん» リクエストさせて頂けて光栄です、新しい作品の方も毎日毎分まだかまだかと更新楽しみにしております(笑) (2019年1月3日 16時) (レス) id: a099ebec59 (このIDを非表示/違反報告)
虞犯少年(プロフ) - 猫わかめさん» そんな素敵な言葉をいただける作品を書けたことを嬉しく思います。読んで下さりありがとうございました。 (2019年1月3日 14時) (レス) id: 3f60c9b07f (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 感動しました。次へ、次へと、手が止まりませんでした。素敵な小説をありがとう。そして、完結お疲れ様でした (2018年12月31日 17時) (レス) id: abf16c0298 (このIDを非表示/違反報告)
虞犯少年(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます。まさにそう思われる作品を目指していたので、本当に嬉しいお言葉です。いいですね、短編でやってみたいです。 (2018年12月29日 14時) (レス) id: 3f60c9b07f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虞犯少年 | 作成日時:2017年10月7日 22時

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