私が悪役令嬢なのは解釈違いなんだけど【ωrωrd】【実/況/者】 (ページ4)

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◇転生と家族ページ4

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『ｵｷﾞｬｰｵｷﾞｬｰ』

突然だが、私は転生したらしい。

何故？と問いたくなるが、いったい誰にこの問いを示せば良いのだろうか。

あ、たった今胎内から出てきた。

？？｢ｵｷﾞｬｰｵｷﾞｬｧ｣

そして、もう一人出てきた。

どうやら私は双子のようだ。

今が現代日本じゃないのなら、双子なのは厄介だな。

母? ｢ふ、双子…………｣

父? ｢産まれたのか？………………双子か。ならば…………片方は……｣

父？は母？から私を持とうとする。

初めて聞いた両親の声。

その声は、残念そうな声だった。

生後すぐに声が聞こえるのは、転生特権なのかもしれない。

しかし、聞こえた言葉が悪すぎた。

母? ｢ま、待ってください！双子であれど私達の子供で……！！｣

父? ｢しかし…………双子は……｣

母? ｢お願いします…………せめて命だけでも……｣

この感じ、もしかしたら中世くらいの年なのかも。

双子だと跡取り問題とかで片方は捨てられることも珍しくない。

しかも、私が産まれたのは多分貴族のような家系だ。

周りからバタバタと使用人のような人々の声が聞こえる。

私と双子の弟のどちらかは殺されるか、捨てられる。

良くて、養子に出されることだろう。

まぁ、多分女である私が捨てられるのだろう。

男尊女卑という文化が当時は主流だったから。

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