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魔王の彼女を奪うには? 31話 ページ12

A:少し遅れました!


跡部:大丈夫だ。

大月の面倒を今まで見てくれてありがとうな。


A:いえいえ。

りなちゃんがいてくれたおかげで

仕事が減って私もすごく助かりました!


跡部:アイツが役にたったのなら良かった。


A:ところで跡部さんは

りなちゃんのことが好きなんですか??


跡部:俺様があいつを?

そんなことある訳ないだろ。


A:そうなんですか...。


跡部:それで、今回お前をここに呼んだ理由は


俺様の婚約者になってほしいからだ。


A:へ?


そんな、冗談ですよね??


跡部:そんな冗談を言うわけないだろ。

俺様は真剣だ。


A:けど、私は精市と付き合ってますし...。


跡部:お前らは婚約はしてないだろう?

まだ、中学生だしな。



A:それでも...。


跡部さんが私を婚約者に選ぶ理由が


さっぱり分かりません。


跡部:お前は、頭がきれるし、努力も出来る。

自分の意見もハッキリ言える。

おまけに顔も良い。


何より、俺様はAの事が好きだ。


A:私は精市の事が好きなんです。


なので、婚約はお断りさせて頂きます。


跡部:俺様と結婚したら一生


不自由のない生活ができるんだぞ。


それでもか?


A:はい。


私は精市と結婚します。


跡部:ははっ笑笑


お前、幸村と結婚するのか笑笑笑笑笑


A:はい!何かおかしいですか!?


跡部:幸村。良かったな笑


A:え??


幸村:A〜!!


もう、俺の事好きじゃないのかと思ってた!!



A:好きに決まってるじゃん!


なんで、もう好きじゃないと思ってたの??



幸村:だって俺の事全然構ってくれないし...。



A:そんなことないよ笑



私は精市の事が好きだよ。



幸村:ありがとう笑


A:それじゃあずっと隠れて

私達の話しを聞いてたの?


幸村:うん。


A:まぁ、良いや。


跡部さん。

精市が迷惑かけて申し訳ございません!


跡部:気にするな。


だが、もし幸村とAが付き合ってなかったら


俺様はお前の事を好きになってたかもしれないな。


幸村: ふふふ笑



A:え、もしかして話ってこれだけですか?


跡部:そうだ。


A:それじゃあ、練習に戻ります。


跡部さん。ありがとうございました!!


跡部:こちらこそだ。


大月の面倒を見てくれてありがとうな。


A:いえいえ!

それじゃあ、さようならー!!



跡部:またな。

魔王の彼女を奪うには? 32話→←魔王の彼女を奪うには? 30話


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  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

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airuntanman(プロフ) - 是非続きを見たいです! (2021年3月5日 2時) (レス) id: 02009908f4 (このIDを非表示/違反報告)
真田葵(プロフ) - 続編お願いします (2020年7月4日 7時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成海。 | 作成日時:2020年4月24日 15時

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