らくだい魔女と3人の転校生

1話 フウカside ページ2

フウカside

トコトコトコ…

フウカ「うーっ、春になったってのに、なんでまだ寒いのさ〜…」

カリン「今年は冬が来るのが遅かったからじゃない？」

フウカ「うー、もう帰ろ？ねっ？」

カリン「ダーメ！アリサちゃんの誕生日プレゼント買うって決めたでしょ？」

フウカ「うー、そうだけどさぁ…」

実は今、アリサちゃんが『明日、誕生日だ！』というので至急カリンと誕生日プレゼントを買いに来た所なのだ。

フウカ「でもさ、100円しか無いのに何が買えるってゆーのさ。ジュースも買えないよ……トホホ…」

カリン「だから二人で買おうってなったんでしょ？ほらぁ、早く買って帰ろ？」

フウカ「うん、そうだね」

そういってまた周りのお店を見回していると


？「もーっ！なにさー、1つぐらい持ってくれたっていいじゃん！」

？「うるせー。お前が今日1日で一気に、買うから悪いんだろ。自業自得だ、チビ」

？「はぁ！？これでもお婆ちゃんの身長、越したもん！」

？「あぁ、身長低いのは”遺伝”だったな」

？「ムキーッ！！」

？「ほらほら、二人とも落ち着いて。」

そういうと、1人の男の子がケンカしていた女の子と男の子の間に割って入った。


じっとそれを見ていると何故かと“チトセ”と“キース”を思い出す。

(なんか、似てるなぁ〜…)


カリン「____ちゃん…、フウカちゃん！」

フウカ「は…っ！」

カリン「大丈夫？ボーッとしてたけど…」

フウカ「大丈夫、大丈夫。さっ、カリン行こっ！」

私がカリンを追い越すように走り出すと

カリン「ちょっとフウカちゃーん！待ってよぉー」

と、カリンが追いかけてくる。

私は

フウカ「ほらー、カリンも早く早く！」

と、カリンに声を掛けるとまた、走り出した。

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スヌーピーのシャーペン

今日の一曲♪

マツオスシカ

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