DREAM 8 ページ8
「で！きんときくんのどこが好きなの〜？」
カフェについたにこの開口一番はこれ。
...正直“好き”の感覚も分かっていない私に恋バナ？はキツイ。別にときめいたわけでもキュンとしたわけでもない気はする、のだが生きてきて1度も味わったことがない感覚になるとこれはまた自信もない。
それににこはよく私に「あの人いいんだよな〜」なんて言ってくるからその辺は私より遥かに感覚とか知識とか上回ってるしなぁ。
『わ、わかんない。けどなんかさ、全体的にきんときくんが違和感？なんだよね。別にときめきでもなんでもなさそうなんだけど...。』
「え、そうなの？よくわかんないね。」
ふたりでう〜んと唸っていると店員さんが先程頼んだケーキとコーヒーを持ってきてくれた。目の前のにこは一瞬にして目を輝かせては写真を撮り出す。
それは見た目に比例してすごく美味しい。特に頭を使ってきた後だからか体に糖分を与えると元気になった。
暫く話もそれて近頃テストが...とかもうすぐ文化祭だね...なんて話していたが急ににこが何かを思いついたかのように「あ、」と声を上げ私の顔を覗いた。
「ふふん、にこちゃんいいこと思いついちゃった〜。」
にやりと笑ってみせる顔には「ねぇ知りたい？」とわかりやすく書かれている。
『なあに？A知りたいな〜教えてにこちゃん〜？』
「にこは思い出したのさ。Aには私以外にも相談相手がいるじゃない！」
『？.....あぁ！』
「『マイク！！』」
確かにそうだ、時間も場所も最高に用意された夢の中のマイクなら違和感の正体、知っているかもしれない。
この際私の本音を言ってくれればいいなとも思った。
それを思うと同時に思い出したのはついこの間のマイクの質問、“好きの感覚”である。
マイク自体もよく分かっていない気はするが私の本音が知れれば解決に繋がるのでそれには目を瞑った。
「明日、マイクがなんて言ったか報告待ってるからね！ちゃんとぐっすり寝るんだぞ〜！！」
『うん。あ、明日小テストあるから忘れないでね。』
「あぁー！！！危ない忘れてた！」
じゃね！と私の家の前で手を振る。にこの家はここから2軒隣の家だった。
私も勉強しなきゃだなぁ、と憂鬱になるも寝るのが楽しみであったので早く済ませてしまおう、と珍しくやる気であった。
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みるく(プロフ) - どくみんさん» コメントありがとうございます。長らく更新が疎かになっていて本当にすみません🙇♀️💦誤字も教えて頂きありがとうございます。これからもっと面白い展開に広げていけるように頑張ります✊🔅✨ (1月30日 18時) (
レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
どくみん(プロフ) - 更新、心待ちにしてました！きゅんきゅんします。実は「得意」が「特異」と誤字しているところがありましたので、ご確認の程よろしくお願いいたします。 (1月30日 16時) (レス) @page22 id: 580971048a (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あるふぁさん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです( ; ; )年末年始に多めに更新できるようにしますのでもう少しお待ちください🙇♀️ (12月9日 21時) (レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ - このお話、好…(*´ω｀*) 更新待ってます!! (12月7日 19時) (レス) id: 90dd1e6695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2023年8月29日 16時
