DREAM 4 ページ4
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『へぇ〜そんなことがあったんだ。』
「うん。」
顔をよく見ながら喋る。
目を凝らしてみているはずだが、言われてみればたしかに少し霧ががっているような、でも分からない程度じゃない。
起きたら忘れちゃうけど。
「ねぇねぇ。」
『なに？』
「好き、ってどんな感覚だと思う？」
...それは恋愛的な意味、なのだろうか。
もしそうならば私とは無縁の存在、むしろなんでも答えてくれるあなたに私が質問したいくらいに知ってみたい感情なんだよな。
『...わかんない。私好きな人できたことないんだ。』
「そっか。」
目の前の顔が少し曇ったようにかんじた。目を細めて笑ったかのようにも見えたが、少し気を落とすような。
「少し自分で考えてみるよ。」と告げられればすっと後ろを向かれた。顔を記憶に焼き付け終わってないのに...。
あぁ、そういえば聞かなきゃいけない事が...
『私も質問していい？』
「どうぞ。」
『ずっと聞いてなかったんだけど、あなたのお名前は？』
「名前は...」
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はっと目を覚ます、気づけば意識は現実に戻されていた。
名前を聞いたのに、名前聞けたのに...。
答えてくれたのか、答える前に現実に呼び戻さたのかは記憶が全くないから分からないのだけれど名前を聞けなかったことだけが頭に残る。
時刻は4時半。余裕を持って起きるにしてもあと1時間は寝てれられるしさすがに早すぎると思ったが完全に目が覚醒しきってしまっている。
...それはもう、何かに“寝るな”と言われているかのように。寝てもあの人から質問の答えを聞くことは無理だと何故か感覚的にわかった。
『はぁ...。』
大きなため息とともに体を起こす。今日は早くに学校に行ってみようかな、なんて早く起きてしまったことに意味を作ってみた。
kn「あれ、Aちゃんじゃん。おはよう。どうしたのこんな早くに？」
『あはは〜おはようきんときくん。なんか起きちゃったんだよね。その後寝れなくなっちゃって、仕方なく学校に早めに来てみようなとか。』
kn「え、俺もなんだよね。」
そんな偶然もあるんだな〜そういえばこないだから偶然ばっかだね、と言ってはこちらを向いてその眩しい笑顔を見せる。
...一瞬ドキリとした。心臓が、体の奥に追いやられるような感覚。
けれど特に気に留めることなく話をしていた。
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みるく(プロフ) - どくみんさん» コメントありがとうございます。長らく更新が疎かになっていて本当にすみません🙇♀️💦誤字も教えて頂きありがとうございます。これからもっと面白い展開に広げていけるように頑張ります✊🔅✨ (1月30日 18時) (
レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
どくみん(プロフ) - 更新、心待ちにしてました！きゅんきゅんします。実は「得意」が「特異」と誤字しているところがありましたので、ご確認の程よろしくお願いいたします。 (1月30日 16時) (レス) @page22 id: 580971048a (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あるふぁさん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです( ; ; )年末年始に多めに更新できるようにしますのでもう少しお待ちください🙇♀️ (12月9日 21時) (レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ - このお話、好…(*´ω｀*) 更新待ってます!! (12月7日 19時) (レス) id: 90dd1e6695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2023年8月29日 16時
