FANTASY 5 ページ30
「いらっしゃいませ〜…あ、スマイルくんときんときくんとなかむくんだ。3人？」
nk「やっほーにこちゃん。そーだよ、空いてる？」
「ちょっとまっててね〜。」
2日目、Aちゃんたちが教えてくれていたシフトの時間に自分のクラスを訪れればそこには見覚えのある人が人数管理を行っていた。
すたたた、と席を確認しに行く嶋野さんとなかむを交互にちらちら見るスマイルの顔にはお前らも仲良かったのかよ…と書いてある。こいつはまだ有志のことを根に持っているのか。
気にするのは別の理由があるからかもしれないがそこには触れないでおこう。
「ちょーど4人席が空いてるね、どうぞ！」
案内されるがままにクラスに入ればコソコソとされるのが分かる。元々絶大な人気を誇るなかむと昨日の有志のせいだろう。
『いらっしゃいませ。』
聞きなれた声が上から降るのでそちらを向けば接客に来たであろうAちゃんがいた。
横であ、Aちゃんだ〜とニコニコ手を振る奴もいる。
『ご注文は？』
nk「パンケーキ！あとクレープ！！」
kn「俺もパンケーキで。」
sm「え、じゃあ俺も？」
かしこまりました〜とAちゃんが下がり男3人だけがこの可愛い空間に取り残されるのは周りからすれば多分かなり面白い状況だ。
なかむは出てくる甘いスイーツにワクワクしてるしスマイルはいつも見たくぼわーっとしている。
…俺はこれ以上なかむとAちゃんが仲良くなるのが気が気でない。
はっきり言おう、嫌だ。
そんなことを心の中で思っても周りの人間の心理を変えることはできないのだから仕方ないのだが。
『っと、お待たせしました〜！』
お盆にのったキラッキラしたスイーツたち…これは甘党には堪らんのだろうな。
既に目をきらきら光らせたなかむがにっこにこの笑顔でお皿を受け取る。
nk「え〜〜！めっちゃ美味しいね！試作より！改良したの？」
『そうだよ。甘さも足してふわふわになったのかな。』
正直試作の味なんてほぼ覚えてないものだから話に加われない。向かいのスマイルは黙々食べているだけで勝手に気まずくなる。
これが所謂嫉妬と言うやつなのだろうか。
kn「美味しい。ありがとう、Aちゃん。」
『え、いえいえ！！喜んでくれたなら嬉しい！つくったのは、私じゃないんだけどね。』
接客の女の子はへへ、と笑う。
話途中なんて知らない。
邪魔されるわけにいかない、仕方ない。
頭の中で復唱した。
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みるく(プロフ) - どくみんさん» コメントありがとうございます。長らく更新が疎かになっていて本当にすみません🙇♀️💦誤字も教えて頂きありがとうございます。これからもっと面白い展開に広げていけるように頑張ります✊🔅✨ (1月30日 18時) (
レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
どくみん(プロフ) - 更新、心待ちにしてました！きゅんきゅんします。実は「得意」が「特異」と誤字しているところがありましたので、ご確認の程よろしくお願いいたします。 (1月30日 16時) (レス) @page22 id: 580971048a (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あるふぁさん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです( ; ; )年末年始に多めに更新できるようにしますのでもう少しお待ちください🙇♀️ (12月9日 21時) (レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ - このお話、好…(*´ω｀*) 更新待ってます!! (12月7日 19時) (レス) id: 90dd1e6695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2023年8月29日 16時
