FANTASY 2 ページ27
sm「はー、ほんとにバンドとか来なくていいのに...お前が誘ったんだろ？」
kn「いや、なかむがAちゃんに。」
sm「なかむってAさんと仲良いんだ。」
別にスマイルと特に喋ることも思いつかずぼーっと廊下を回る。そろそろ他のメンバーとも合流したいところだがみんな最初のシフトが終わっていない。
特に入る店もないといくら仲が良くても話題が尽きそうだ。
ただ喋らなければ頭には例の人がぐるぐるする。俺は現実での存在を認識したことすらなかった人がずっと好きだったはずで、それで失恋をしたばかりだったはずだ。
これでもし本当に...そうならあまりにも浅はかな気がするし、やっと現実を見れて安心という気持もある。
sm「なんかさっきからずっとぼーっとしてる？」
kn「いや。...あ、お前こそ嶋野さんとそんなに仲良いの？委員会一緒で俺が代わりしてやったこともあったけど最近は押し付けてこないよな？」
sm「……仲悪くはないけどそんなんじゃないよ。」
kn「怪しっ。今の間怪しすぎる。」
sm「じゃーそういうきんときこそAさんとどうなんだよ？」
まあそうなるよな。生憎スマイルには夢の一連の話はしたことが無い。説明がさらにややこしいところである。
傍から見たら仲良く見えているのだろうか。今まで群がってくる女子がいたとして俺はなかむみたいに仲良くはなれなかった。女友達とはこれが初めてだったのかもしれない。
いまや俺目線友達と呼んでいいのか分からないが。
kn「んー、まあ。」
sm「お前の方がずっと怪しいだろ。」
苦笑が漏れる。
口に少しでも出せば楽になるのか、その後はほぼ何も考えずに過ごせた。後に他メンバーとも合流になる。
nk「きんとき、もし持ってたら後でAちゃんの連絡先教えてくれない？もちろんAちゃんに許可とってから！」
かなり急に、突然の言葉だ。
kn「いいけど、どうして？」
nk「やー、さっきやりすぎちゃったじゃん。改めて謝りたいし？」
多分、嘘だ。この場合なかむなら会って謝りたいというはず。
kn「ほんと？」
nk「……ほんとはAちゃんとケーキ食べに行く約束の話が進めたいって言うのがあります。やっぱり本人に聞こうかなぁ。うん、そうしよ。ごめん何も無かった事にしといて！」
笑顔でパチン、と両手を合わせるなかむを見て一瞬だけ胸が痛んだ、気がした。
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みるく(プロフ) - どくみんさん» コメントありがとうございます。長らく更新が疎かになっていて本当にすみません🙇♀️💦誤字も教えて頂きありがとうございます。これからもっと面白い展開に広げていけるように頑張ります✊🔅✨ (1月30日 18時) (
レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
どくみん(プロフ) - 更新、心待ちにしてました！きゅんきゅんします。実は「得意」が「特異」と誤字しているところがありましたので、ご確認の程よろしくお願いいたします。 (1月30日 16時) (レス) @page22 id: 580971048a (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あるふぁさん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです( ; ; )年末年始に多めに更新できるようにしますのでもう少しお待ちください🙇♀️ (12月9日 21時) (レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ - このお話、好…(*´ω｀*) 更新待ってます!! (12月7日 19時) (レス) id: 90dd1e6695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2023年8月29日 16時
