DREAM 23 ページ25
kn「わ、意外に暗いね。」
『そ、そうだね〜…。』
着々と時間は進み入室が自分たちの番になる。にことスマイルくんは先に入ってしまったので後ろからわっとされる可能性は無いが背後が寂しいというのは、それもそれで十分に怖い。
ペアのきんときくんはというと別にどうとも思ってなさそうに見えた。いつもよりかはテンションが高いかもしれないがお化け屋敷に怖がっているといった様子は特には伺えなかった。
スマホのライトをつけてずんずん進んでいくきんときくんについて行くしかできない私は横に置いてある血だらけのぬいぐるみにさえ、上から吊るされた敗れたTシャツにさえ毎度肩を揺らしている。それを見た前の男の子はからかうような、ころころした笑いをしていた。
kn「Aちゃんってほんとに怖がりなんだね。朝もなかむに後ろから脅かされてたし。」
『あれは怖いでしょ！！無駄に気配消すの上手くて。』
kn「はは、なかむ練習したって言ってたもん。」
『わざわざ朝お披露目に来なくてもいいのに…。ほんとに急に来られたら腰抜かす自信ある。』
その時、完全に油断していた私の肩に触れた何かに気づいた時。
『ひっ……。』
kn「っわ。」
「ばーーーーっ！…って、きんときとAちゃん？」
kn「なかむかー。さすが、練習通り全然気配感じなかったよ。」
nk「はは、でしょ。……Aちゃん大丈夫？」
『ーっあ、大丈夫！ご、ごめんね。』
nk「はは、、ちょっとやりすぎだったかな。ごめんね。出口はそこだから早くでちゃいな！」
kn「うん。動ける？」
『あっ、うん！ほんとごめん！』
その後何事も無かったようににことスマイルくんと合流し、別れる。にこは隣でどこ行く？と問いかけていたが答えることができなかった。
咄嗟の事だった。……ほんとにびっくりしたんだ。
しばらくパニックになって動けなかったのは許して欲しい。自分でもなんでこんなに怖かったのかわかんない。
あの時、肩に触れられた手、とは別に自分が誰かの肩にすがりついてた。
正気を取り戻したところで、動こうに動けない。
動きたくない、どうしてか分からないまま。
体温だけは、しっかり体が覚えていた。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
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みるく(プロフ) - どくみんさん» コメントありがとうございます。長らく更新が疎かになっていて本当にすみません🙇♀️💦誤字も教えて頂きありがとうございます。これからもっと面白い展開に広げていけるように頑張ります✊🔅✨ (1月30日 18時) (
レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
どくみん(プロフ) - 更新、心待ちにしてました！きゅんきゅんします。実は「得意」が「特異」と誤字しているところがありましたので、ご確認の程よろしくお願いいたします。 (1月30日 16時) (レス) @page22 id: 580971048a (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あるふぁさん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです( ; ; )年末年始に多めに更新できるようにしますのでもう少しお待ちください🙇♀️ (12月9日 21時) (レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ - このお話、好…(*´ω｀*) 更新待ってます!! (12月7日 19時) (レス) id: 90dd1e6695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2023年8月29日 16時
