DREAM 21 ページ22
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いつもの如く夢ではたわいもない話が繰り返されいる。
今日あったことなどを話すことが随分前から習慣化しているので話の話題が尽きることがないのはありがたい話だった。
『あ、そういえば私の学校、週明けから1週間文化祭なんだよね。他の学校よりだいぶ長い期間やるんだけど、そりゃあ準備も大変でさ〜。』
「え、同じ！俺のとこも週明けから。すごいね、偶然。」
『あはは、意外に近くにいちゃったり、なんてね〜。』
「そうだと、いいのにね。」
てっきり「だね！」だなんて、共感の類の返事が返ってくるものだと思っていたが予想は大きく外れてどこかしんみりとしたものが返ってくる。
マイクの意思を読み取るのは長年の付き合いから得意になっているはずなのに、ごく偶に、何を思っているのか本当に分からない時があった。
今のような急にテンションが下がるっていうのは、最近にもよくある話である。
人間だから仕方ないよな、ととりあえず流すことにし話題を変えてみた。
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月曜日、オシャレが好きな女子たちは充電式のアイロンなんかを持ってきて髪をいじりあったりして文化祭の開会式までの時間を潰していた。
私はといえば髪をどうにかするのに適した手先なんてもちあわせていないが、この手はにこが本当に得意だ。朝までストレートに伸ばしただけであった髪がクルクル巻かれて結われていく。
「はい完成！可愛い！！やっぱりAは可愛いね〜。」
『うん、お揃いありがと。にこも可愛いよ。』
も〜！、と嬉しそうに抱きついてくるにこをなんとか髪を崩さないよう受け止めどこを回ろうか、なんて事前に配られたパンフレットを見る。
「っわ！」
『ぅわっ！！！……お、おはよう、なかむくん。』
後ろから急に肩を持たれ大声で話しかけられたかと思えばそこには今日も高い声の目立つなかむくんがいた。その後ろにはお馴染みのきんときくんがいてごめーん！、という目で見ている。
nk「2人とも今日の髪似合ってるね。えーと、はい！これ、有志のタイムスケジュール。この時間は俺らのバンドだから。」
それじゃ俺は！と飛ぶように自分の教室に戻っていく彼を見てにこは私に肘でつつく。
kn「おはよう。俺ら頑張るから見に来てね。」
そう、きんときくんに急に話しかけられて心臓が飛び跳ねそうになるのをできるだけ平常心で返す。
…バンド、楽しみだ。
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みるく(プロフ) - どくみんさん» コメントありがとうございます。長らく更新が疎かになっていて本当にすみません🙇♀️💦誤字も教えて頂きありがとうございます。これからもっと面白い展開に広げていけるように頑張ります✊🔅✨ (1月30日 18時) (
レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
どくみん(プロフ) - 更新、心待ちにしてました！きゅんきゅんします。実は「得意」が「特異」と誤字しているところがありましたので、ご確認の程よろしくお願いいたします。 (1月30日 16時) (レス) @page22 id: 580971048a (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あるふぁさん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです( ; ; )年末年始に多めに更新できるようにしますのでもう少しお待ちください🙇♀️ (12月9日 21時) (レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ - このお話、好…(*´ω｀*) 更新待ってます!! (12月7日 19時) (レス) id: 90dd1e6695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2023年8月29日 16時
