DREAM 11 ページ11
「Aちゃんごめーんっ！段ボールもうちょっと貰ってきて欲しいんだけど頼んでもいい？」
『いいよ〜。』
「え！ねえまってにこも行きたい！」
「にこはそれ終わったあとこれに可愛いの描いてもらうんだからダメです。頑張ってねー。」
文化祭準備が始まり、みんながそれぞれ自分の出来ることの仕事に就く。
「パンケーキのお店」というのもあり、可愛い絵や字をかくことができるにこは大忙しであった。
やだ〜、と高校生とは思えないような駄々をこねるがこの人には仕事がまだ山ほどある。かくもの自体は私も子供の頃から知っているがすごく素敵なので当然クラスメイトにも気に入られてしまいこの有様だ。
「うーん、でも正直二人で行って欲しいんだよね、量的な問題でさ〜。私も今の仕事の手が離せなくて……。」
「あ、じゃあ俺行こうか？」
最初にそう言葉を発したのはきんときくんだった。
案の定いつもの女子は「私も！」と次々に言ったが文化祭を仕切ってくれる子が次々に彼女たちに仕事を言い渡していく。
「じゃあお願いしてもいい？いっぱい持てる人いた方がAちゃんの負担も少なくなるだろうし...。」
kn「うん、俺言われたがままにやるロボットだからさ。」
「あはは、なんだそれ。」
それ、先週私が言った言葉じゃん。
覚えてたんだ、と考えた瞬間嬉しくなって心臓がバクバクして苦しくなる。
どうしたんだこれ。身体や口も今上手に動かせるような気がしなかった。
「あ〜あとついでにペンキとか絵の具とかも買ってきて欲しくて……Aちゃん大丈夫？聞いてる？」
『ぅえっ、、あ、ごめん！！大丈夫大丈夫！ペンキと絵の具と段ボールだよね。行ってきま〜す！』
kn「行ってきまーす。」
謎の緊張はほぐれないままだけど一緒に来てくれる人が仲良い人でよかった。
もう秋なのに今日は暑いねー帰りにアイス買おうか、そうだね、といつもよりはぎこちなかったかもしれないけれど会話を繋げながら近くのショッピングセンターへと向かった。
「……きんときくんってAちゃんのこと好きなのかしら。」
「やっぱり！？それにこも思ったの！！にこも思ったからあそこで駄々こねるのやめた！！！」
「いーから早く仕事しなさ〜い？あなたまだたくさんかかなきゃいけないんだから。」
「もーやだぁーーっ！！」
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みるく(プロフ) - どくみんさん» コメントありがとうございます。長らく更新が疎かになっていて本当にすみません🙇♀️💦誤字も教えて頂きありがとうございます。これからもっと面白い展開に広げていけるように頑張ります✊🔅✨ (1月30日 18時) (
レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
どくみん(プロフ) - 更新、心待ちにしてました！きゅんきゅんします。実は「得意」が「特異」と誤字しているところがありましたので、ご確認の程よろしくお願いいたします。 (1月30日 16時) (レス) @page22 id: 580971048a (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あるふぁさん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです( ; ; )年末年始に多めに更新できるようにしますのでもう少しお待ちください🙇♀️ (12月9日 21時) (レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ - このお話、好…(*´ω｀*) 更新待ってます!! (12月7日 19時) (レス) id: 90dd1e6695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2023年8月29日 16時
