episode5 ページ7
ひとしきり、Aにテリーとジュリエッタが挨拶すると。ジュリエッタが首をかしげながら言った。
ジュリエッタ「でも…一体どうなっているのかしら?」
メーア達もうーんと唸ってしまっていたためか、ジュリエッタの問いには答えなかった。
本来なら、魔物を狂わせていた闇の一族、ヘルムードや闇竜シャムダは、メーア達によって倒されたのだから、もう人間に牙を剥けることはないはずなのだ。
テリー「俺たちの世界もヘンだったんだ」
メーア「テリー達の世界も?」
テリー「あぁ。やたら、前に感じなかった邪気というのか、そんなものを感じる」
どうやら、メーア達以外の別の世界でも異変が起こっているようだ。
アクト「とりあえず、異変が起こっている街に行った方がいいな」
A「でも、異変が起こっている街にどうやって行くのですか?」
ディルク「空艦バトシエは、用意できるかの? ジュリエッタ」
ジュリエッタ「えぇ。コートルダの方にあります。手入れもしっかり行っていたので、サビなどはないと」
メーア「さすがジュリエッタね!」
テリー「なら、それで良いな」
Aはメーア達の話を聞いていると、聞きなれない言葉をよく聞くようになった。
(クウカンバトシエ…? それは何かしら…。不思議なものがメーアさん達の世界にあったようね…。あの人の言う通りかもしれないわ)
メーア達を眺めながら、Aはそう思った。
もちろん、Aのいうあの人の存在はメーア達は知らない。
アクト「とりあえず、コートルダまでは馬車で行こう。ジュリエッタとテリーも」
テリー「フッ…感謝する」
ジュリエッタ「ありがとう。親衛隊長さん」
メーア「まったく、テリーってば素直じゃないんだから…」
メーア達は、再び会話をして、馬車に戻った。そんな光景をAは微笑ましくみていた。まるで、羨ましいとでも思うように…
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作者名:Dream★World | 作成日時:2018年11月25日 9時