検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:3,112 hit

episode12 ページ14

メーア「ビアンカ! フローラ!」

メーアが一声を放ち、二人の女性は驚いたように振り向く。

ビアンカ「メーアさん! と皆?!」
フローラ「どうしてここに…?!」

自分たちも異世界から来たのに、すっかり溶け込んでいる二人にメーア達は逆に驚く。

フローラの天然さは、健在のようだ。

メーア「それはこっちのセリフよ。ところで、大丈夫?!」
ビアンカ「それが…いつの間にか、ここに飛ばされてたみたいなの。飛ばされた場所に見覚えがあったから、進んでみたらフローラさんと娘さんがいて…」
フローラ「ええ。わたくしがお名前を呼んだ途端に地響きが起こってしまって…」

それを聞いた一同は「そんな偶然ってある?」と顔をしかめた。けれども、起こってしまったことは事実。

とにかく今は周りを囲む魔物を倒さなければならない。

見渡すと、だいまじんを中心に、キラーパンサーやきとうしなどの上級魔物がいる。

一筋縄でいくかどうか。

アクト「ここは挟んでくるな。娘さんを守るように囲んで周囲を向く。そして…」
メーア「あぁ、もう! 長いからパス! 要するに、娘さんの体力を温存しつつ、私たちは来る敵を倒すってことでしょ?」
アクト「まぁ…そういうことだ」

アクトの長々とした作戦を、メーアが本質を突きズバッと一言でまとめる。
変わらないやり取りに2人は顔を見合わせて、ふふっと笑った。

ビアンカ「相変わらず仲がいいのね」
フローラ「ええ。羨ましいですわ」

そんな2人をそっちのけでメーアは「さぁ、行くわよー!」と声をあげて魔物討伐に向かう。

それを合図に、2人は表情を引き締め、魔物の群れに飛び込んで行った。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←episode11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Dream★World | 作成日時:2018年11月25日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。