9話 ページ10
A「…ごめん。誘っといて何だけど、帰るね」
瀬名「じゃ、俺も」
嵐「あら？もうお開き？」
A「別に、皆居てもいいんだよ？」
凛月「此処にいても、セッちゃんやAは帰っちゃうでしょ？居てもね」
司「私もそろそろ家に戻ろうと思っていただけです！」
A「…そう？」
瀬名「ほら、行くよ。…A送ってくよ。カサくん達は、帰りなよ」
司「…分かりました。では、さようなら先輩方」
凛月「じゃあ、俺もお言葉に甘えて。じゃーね」
A「私はいいよ、暗くもないのに」
瀬名「はぁ？俺が送ってやるって言ってるんだけどぉ？」
A「だって、瀬名は自分が送るって言ったくせに遅いとか文句言うもん」
瀬名「遅いのが悪いんでしょ？」
A「理不尽だなんだけど！」
嵐「まぁまぁ、落ち着いてAちゃん」
A「…会計してくる」
嵐「泉ちゃん、優しくしてあげなさいよ。…あの子が、あのときから随分変わったの知ってるでしょ。特に泉ちゃんは」
瀬名「……分かってるよ、そんなの」
A「よーし、帰ろっ！……？どーかしたの？」
瀬名「別に、何にもないよ。…行くよ」
A「変なの」
嵐「泉ちゃんは不器用ねぇ…。(…王様の馬鹿。早く、戻ってきてよね)」
瀬名「ナル君うるさい！」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【帰り道】
A「…ねぇ、瀬名怒ってる？」
瀬名「別にぃ？」
A「怒ってるじゃん。…なんかした？」
瀬名「だから、怒ってないって」
A「…嘘、顔が怒ってる」
瀬名「…はぁ…変な所で鋭いんだから…。…アンタ、王様に…レオくんに会いたい？」
A「…は、ハハッ…きゅ、急に何を言うのよ」
瀬名「良いから、答えて」
A「…瀬名には関係ないでしょ。…やめてよ。もう、レオの名前出すの。…思い出しなくない事だってあるんだから」
瀬名「…そう。ごめん」
A「……叶う事なら、レオに会いたい…けど、きっと…ううん、絶対に私を恨んでる。だって、何も出来なかったし…。…何も出来なかった役立たずだもの…。」
瀬名「………」
A「…分かってたのにね。狙われてるって。…天祥院に。」
瀬名「…Knightsに居るのは、罪滅ぼしのため？」
A「…さぁね。…私が何を思っているかなんて、どうでも良いことでしょう？……どうせ、良く思われてないだろうし。」
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moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月1日 8時) (
レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十二天将朱雀（アカウントログイン出来なかったため、新しく作りました） | 作成日時：2020年10月19日 20時
