6話 ページ7
数十分後…
【広間】
A「…帰ってたんだ」
源一「まぁな。みな…いや、母さんは？」
A「男のところだと思うけど？」
源一「またか……」
A「良くあんな女と再婚したね。私には無理だわ」
愛里&彩香「……(バチバチだ……)」
源一「…お前には関係ないだろう」
A「あるわよ。…私は、母さんが良かった」
源一「……。もう良いだろう、食べろ」
A「…父さんは要らないわけ？」
源一「天祥院家で食べてきた」
A「そう。じゃあ、愛里、彩香、食べようか」
愛里「うん！……そうだ、父さん！」
源一「なんだ」
愛里「お姉様に、婚儀？の事言わなくていいの？」
彩香「……愛里、それは…」
源一「…天祥院家との許嫁の件だが…破談の方向で進んでいる」
A「…どういう風の吹き回し…？」
源一「…お前は母さんと俺の子として産まれてきたのだから、破談になって当然だ」
A「本当は違うでしょ。…私は、アンタとその愛人の子なんだから。ちゃんとした子供は、美咲先生の方でしょ。その婚儀だって…美咲先生と天祥院の婚約が私に変わっただけ。それに、美咲先生は…アンタの正妻だった瑞希(みずき)さんの子でしょ。本来、あの人が産んだ子である美咲先生がここに居るべきでしょ。愛人の子である私は、雪城に居るべきじゃない」
源一「……瑞希が、望んだ」
A「あっそ…」
愛里&彩香「………」
A「…だから、嫌いなのよ。天祥院の奴等もアンタも…美奈子も……」
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翌日
【廊下】
A「(昨日は、重苦しい空気の中で食べたから何かなぁ…？)……どうしようかなぁ、これから」
昨日あったことを思い出し、一人で落ち込んでいるとスバルくんと転校生ちゃんに声をかけられた
スバル「あれ？A先輩じゃん！何してるの？」
A「まぁ、ちょっと考え事」
スバルくんの質問に答えると彼は、なるほどー！と笑った
スバルくんの後ろに居た転校生ちゃんに気付くと挨拶をしてくれた
あんず「こんにちは」
A「はい、こんにちは。にしても、スバル君は元気ねぇ....前までしょんぼりしてたのに...聞いたけど、なずなに会ったんだって？」
スバル「うん！」
A「流石若者、元気が良いな...あ、そう言えば転校生ちゃん」
あんず「？何ですか...？」
A「鬼龍に裁縫とか教えて貰うんだよね？アイツ、面倒見は良いから」
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moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月1日 8時) (
レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十二天将朱雀（アカウントログイン出来なかったため、新しく作りました） | 作成日時：2020年10月19日 20時
