作曲の天才と演技の天才【月永レオ】（リメイク） (ページ3)

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2話ページ3

数日後

新しいプロデューサーが来て一日が経った
何やら初日に何かあったらしいがきっと大丈夫だろう
自分には関係ないと思いながら、Aは軽音部の部室に足を運ぶ

A「呼ばれたから来たわよ、零。お邪魔…え？その子、新しいプロデューサー…よね…？」

零「おぉ、来たか。まぁ、こらから一波乱起こすからのぅ…。必要だったんじゃよ」

A「あのね…まぁ、いいか。興味ないし」

一波乱起こすと、３奇人の一人である朔間零が妖艶な笑みで述べる
転校生は踊っているが、気にせず言葉を続ける
Aは、一波乱と言う言葉に反応せず興味ないと払い除け部室の端っこに座る

零「そうそう、それで良いんじゃよ。さて、そろそろかのぅ？」

ドタドタ……と足音が響き、その次に部室の扉が大きな音を立て開く

スバル「たのも～う☆どこだっ、転校生！明星スバルと愉快な仲間たちが助けにきたよっ、この印籠が目に入らぬか！控えおろう～！」

北斗「落ちつけ明星、先走るな。……ふむ？真っ暗だな？」

零「ようこそ。そう騒がしくせんでおくれ、こちとら寝起きなんじゃよ～？若い者は元気で良いのう、ふぁあふ♪」

北斗「むっ…？！」

A「(なんか…考えてるなぁ…)」

零「まぁまぁ。そんなところに突っ立っておらんで、入ってくるがよかろ。お茶くらいだすぞ、客人。心配せんでも、おぬしらのようなヒヨッコをいびって遊ぶ悪い趣味はないからのう？」

スバル「どしたの、ホッケ～？無駄に緊迫しちゃって……えぇっと、軽音部のひとですか？このへんに、女の子がきませんでした？そいつ、俺たちの仲間なんです！というか、仲間になる予定って感じなんだけどね～？だから探してるってか、返して欲しいんです！あんたらが、転校生を誘拐したのは知ってるんだぞ～！」

零「くくく。いきなり土足で我輩の城に踏みこんできたかと思えば、えらく不躾じゃのう。けれど、そういう腕白な態度も若者の特権じゃ♪転校生ならほれ、そこにおるよ。うちの子たちが攫ってきてしまったようでのう、そこは謝罪しよう。軽音部の愛し子たちは、どうにも『やんちゃ』でのう？とはいえ、双子が我輩のために献上してくれた貢ぎものじゃ。ほいほいと、『ただ』で返すのも惜しいのう？おぬしらがまことに夢ノ咲学院の『特異点』となりうる彼女を、転校生を扱うに相応しいかどうか…この朔間零が、ちょろっと試してやろう♪」