【文豪ストレイドッグス】元史上最悪の殺人鬼は太宰の兄弟

第六十九話 ページ24

太宰said

私達が路地裏に着くと

敦君とAが争っていた

太「ストップ！落ち着き給え」

敦「あ、太宰さん……」

『……違う、違う！僕は……ただ……』

そう言って足に力が入らないのか崩れていくA

太「一体どうしたんだい」

敦「僕が鏡花ちゃんを呼んで戻ったらいきなり襲いかかってきて、僕は傷は治ったんですけど……」

見るとAが怪我をしていた

敦「太宰さんと電話が終わったら急に自分を傷つけ始めて」

与「見せてみな……何やってんだい、これは傷が深いじゃないか！さっさと治療するよ」

『……要らない。僕はこのままで良い』

国「馬鹿言うな！血が出ているぞ」

『もう良いんですってば！』

そう言って此方を見たAの目は

太「……A、与謝野先生に治してもらうんだ」

『いい』

太「治してもらうんだ」

そう言うと血を流しながら与謝野先生を見て

『……分かった……』

と言った後倒れてしまった

敦「A！」

太「与謝野先生、出来るだけ早く」

与「分かったよ」

そう言って治療をしてもらう

国「一体何があったんだ？」

太「……不味いことになったね。折角解けたのに」

鏡「解けた？」

聞かれたが答えずにAを背中に担いで

太「私は探偵社に行くよ」

国「……ああ」

そう言ってAを背負いながら電話を掛ける

矢っ張り……無理なのかな？

私は、Aを救えないのか？

私じゃダメなのかい？

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