第六十六話 参 ページ20
『貴方が望むことはナンですカ？』
目を開けると僕が僕……いや、小さな僕に話し掛けていた
『何も』
『ワタクシに嘘は通用しまセン。貴方のその血に染まった手が……物語っているでショウ？』
『違う！僕はただ復讐をしただけ！』
『それが答えデス。それが貴方の望み。フクシュウこそが貴方の願い』
そう言って僕が小さな僕に手を差し伸べ
『ワタクシが、貴方のお力になりまショウ』
そう言って微笑んだ
太「A……起きて」
『……起きました』
太「悪い夢でも見たのかい？顔色が悪い」
『悪い……夢…夢？夢なのかな？』
太「良く判らないけど治ったようだねぇ」
『え？』
そういえばすっかり忘れていたが元に戻っていた
『梶井さんに似たような薬作ってやろう』
太「ねぇねぇ、一日だけ背が伸びる薬とかどう？」
絶対に中也さんに渡すんだろうな
『それは梶井さんに作ってもらってください』
太「ちぇっ」
ゆ....めか....
夢にしてはなんだかリアルだった
太「あ、そーそA」
『ん？なに』
太「朝ご飯作ったよ〜我ながら良くできた感じに…」
『捨てて、兄さん』
太「え？」
『捨てなちゃ出て行くから！』
太「ええ！？そんなに嬉しかったの？」
『なんでそうなるの？兄さん莫迦？』
そう言いながら着替えてなかった服を少し整え
『今日は僕が寝坊したからうずまきで何か奢る』
太「え、ならこれまでの私のつけも…」
『弟に何させる気ですか？莫迦ですか？』
太「ま、いっか」
あ、でも兄さんと行ったら確実にあの女性店員に
「つけ、まだですか？」
とか
「なら、生命保険に入ってください♡」
って言われるからな……
『……ま、いっか』
太「え？つけ払ってくれるの？」
『兄さんにお金渡すんで、これでうずまきで食べてください。僕は探偵社でなんとかしますから。んじゃお先に行ってきま〜す』
と言って外に出て路地裏に入る
そう、なんとなく気がついてたから
『どうしたんですか、今更復讐ですか？』
？「そんな訳でありません。僕はただ貴方に会いに来ただけですよ。A」
そう言って笑った
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リュカ(プロフ) - みにゃさん» はい、実際の文豪さんにはいたので今回は取り入れてみました。楽しみにしていてください！！ (2019年3月26日 11時) (
レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
みにゃ(プロフ) - 蘭堂さんに妹がいたんですね！知らなかったです･･･！面白くなりそうで、楽しみです！ (2019年3月26日 10時) (レス) id: 8b5acddc11 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - NO NAMEさん» リクエストありがとうございます！面白い事になりそうですね！ (2019年2月11日 18時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
NO NAME - 梶井さんと実験して夢主が女子になったまま家に帰って太宰さんが人違いして心底惚れたらをお願いします！ (2019年2月11日 18時) (レス) id: 2201290e77 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 蒼さん» リクエストありがとうございます！どちらも出来ますよ！楽しみに待っててくださいね (2019年2月7日 7時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年2月6日 16時
