王 女 ４

誕 生 日 ２ ページ25

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『 おはようございます、！ 』

陸「 あ、Aおはよう！！
こっち手伝って欲しい 」

『 分かりました、！ 』


楽屋に着けばみんな色んな仕事をしていて
料理を担当している陸さんのところへと荷物を置き手伝いに行くと
そこには美味しそうなチョコケーキが出来上がってきていた


『 美味しそっ！ 』

北人「 でしょ、？ 」

『 北人が作ると不味いわ 』

北人「 ねぇそれ酷いから！！！ 」

『 ふふっ、嘘やで
めっちゃ美味しそう〜 』

力矢「 壱馬の好みだらけでお祝いだよ今日は 」

『 ほんまにありがとうございます！ 』


3日前の正月休み最終日の日
いきなり壱馬以外のグループを作って壱馬にサプライズしたいと連絡したのにも関わらず、すぐOKしてくれたメンバー

準備も早く壁の飾り付けも、もう終盤ってところだった


『 うわあ、可愛い！！ 』

力矢「 つまみ食い禁止だからね？ 」

『 しませんよ！…誰かさんじゃないし 』

北人「 俺見んなよ！！ 」


そしてケーキもできあがり、あとは壱馬が来るだけ！！！！


慎「 緊張しますね 」

『 確かに
…こんなサプライズあまりしないから 』

樹「 あまりしないことする時って碌でもないこと起きますから 」

『 …樹嫌いになりそう 』

樹「 僕は元々嫌いです 」

『 えっ 』

樹「 嘘ですよ 」


べーっ、と悪戯に笑う樹はホント罪深い男だと私はとことん思った


『 あっ、もうすぐ壱馬がつくって、！ 』


マネからのLINEがはいり、私はエレベーターの前で壱馬を待っておく

目隠しのマスクを持ち、ドキドキ

樹の言った通り、あまりしないことしない方が良かったのかな…


壱馬「 すいません、ありがとうございます 」


そんなこと考えていたら、壱馬が私たちのいる階に到着
エレベーターの中の人に頭を下げた壱馬は、私を見つけた瞬間笑顔になり、私を腕の中へと閉じ込めた


壱馬「 …会いたかったあ〜 」

『 ふふっ、笑言うて1時間半前やん 』

壱馬「 1時間半は俺にとっては半年ぐらい 」

『 意味がわかんない笑 』


と笑っていたら、壱馬が私の手に持ってるものに気づいた


壱馬「 これなに？ 」

『 あっ、これね！！壱馬にしてもらいたいの！ほら、つけて？ 』


ぱっ。と壱馬の前に目隠しマスクを出せば
怪しみながらも、マスクをつけてくれた


『 すんなり付けるんや 』

壱馬「 だって付けたらAとて繋げれるやん？ 」

『 ばっ、！ 』


この男もなかなか罪深い男！！！！！









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