王 女 ４

報 告 １ ページ12

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最近俺らは喧嘩することが増えた

なんなら、すれ違いが増えた気もする


慎「 …また喧嘩ですか？ 」

壱馬「 今日はしてない 」

翔平「 最近喧嘩多いですね
なにかあったんですか？ 」

壱馬「 わかんねえ 」


俺の気持ちも、Aの気持ちも

1年半以上付き合ってきて
喧嘩は片手で収まる程ったのに
今ではもう、2日に1回と言っていいほど喧嘩をする


『 北人〜 』

北人「 ん？ 」

『 これさ… 』


気持ちが北人に戻ったりしたんかな…


『 あ、壱馬 』

壱馬「 …水買ってきます 」

『 っ、 』


変なことを考えてAから避けて
喧嘩の原因を作ってる大半は俺が原因

ヤキモチを妬いてそれを言えばいいだけやのに
喉になにか詰まってなかなか言われへん


壱馬「 はあっ〜っ！ 」


近くのベンチに腰を下ろし頭を搔く

なんで素直になれねぇかな


壱馬「 … 」


ロック画面になってるAの寝顔を見る

…好きや
だいすきなんや

好きすぎて誰にも取られたくなくて


壱馬「 …謝りに行こ 」


座っていたベンチから起き上がり
楽屋へと向かった

楽屋のドアノブを握ろうとしたその時…


『 …壱馬とは、、別れ、ます 』

壱馬「 えっ…、？ 」

『 迷惑になると思うんですっ 』

陣「 ほんまに悩みに悩んだ結果やねんな？ 」

『 …は、いっ 』


なんで、…？どういうこと、？


慎「 別れるって、ファンの皆さんには？
壱馬さんの気持ちは？
長年片思いしてきて、やっと振り向いてもらえてずっと離せねえって決めてた壱馬さんの気持ちはっ、？！ 」

翔平「 慎落ち着けって！ 」

慎「 迷惑だなんてずーっと迷惑かけてんじゃねえかよ！ 」


俺は話の内容が見えなくて
ただドアの隙間から覗いてメンバーの話を聞くしかなかった


樹「 まこっちゃん！！！ 」

慎「 っ、！ 」

北人「 これはAが決めたことなんだ 」

慎「 俺は絶対反対ですっ！ 」

『 ごめん、っ 』

慎「 泣くならまだ好きってことだろ！
将来のこととかどうすんだよ 」

『 1人で生きる、っ…壱馬のことは忘れるっ 』


ガタンッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


壱馬「 え、っ？ 」

『 っ、！！かず、まっ 』


どういうこと？









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