す れ 違 い ２ ページ3
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『 私は… 』
正直言ってこの質問に答えれる立場じゃない
だって私は今現在壱馬に同じ状況をしちゃったのだから
『 なにもいえない 』
廉「 え？ 」
『 …壱馬はね、私のこと愛しすぎてる！って周りから言われるほど愛してくれるの
だから、ほかの女の子の話なんて一切しないし
私以外の女の子を可愛いなんてことも言わない 』
廉「 そう、なんだ… 」
『 でもね、わたしはなにもできてない 』
そう、
壱馬を傷つけてばかりなんだ
『 壱馬のことがだいすきなのに
恥ずかしくなって傍にいれないし
同棲もし始めたのにね？壱馬が寝る前に私が寝ないと一緒の布団に入れないの
だからいつも壱馬より先に布団に入る 』
廉「 … 」
『 一年半以上も付き合ってきたけど
私はなにも変わってない
唯一変わったのは、壱馬への利用 』
廉「 ど、いうこと？ 」
『 最初は、その前に好きだった人を忘れるってことで壱馬を利用したの
長年私に恋してきた壱馬だったら私を振り向かせてくれる。って 』
最低でしょ？
そう廉くんに問いかけると
廉くんは、じっと私を見たまま首を縦にも横にも振らなかった
『 で、実際振り向かせて貰えたのに
密かにあるその前にすきだった人の気持ち
ほんとに、壱馬を傷つかせてばっかりなんだよ私
壱馬の隣にいるべき人じゃないんだ…本当は 』
自分で言って自分の心に傷をつける私
馬鹿だよほんと
心の底からバカ
廉「 でも、Aちゃんすっごい可愛い顔して壱馬さんの話するの俺知ってるで 」
『 えっ…？ 』
廉「 壱馬さんを不安にさせてる自覚があるんやったら
今こうやって語ってるよりも、壱馬さんの声聞いた方がええんちゃうん？ 」
『 …廉くん 』
廉「 まだ取材まで、まだまだあるから行っておいで 」
歳下に背中を押されるのは恥ずかしいけど
私は携帯を片手に持ち、楽屋を飛び出した
人気のない廊下に出て
お気に入りの1番上にある��壱馬��の文字をタップする
その瞬間プルルルッと音が響き、そっと携帯を耳に当てた
…御願いっ、出て
壱馬「 …もしもし 」
『 っ、！ 』
寝起きだろうか、掠れた声で私の電話に出た壱馬
嬉しさのあまりに涙が出そうになるが、ぐっと堪えるも
一筋の涙がポロリと音もなく零れた
壱馬「 …どした？ 」
朝、傷つけることしたのに優しく問いかけてくる壱馬の声に
もっと涙が溢れる私
そしてやっと、声を絞りに絞った声で
『 かず、まっ…会いたいっ… 』
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るる２号(プロフ) - 凄く楽しくニヤニヤしながら読ませていただきました！ぜひ、優馬くんができてからのAnother storyも見てみたいです！！ (2019年12月11日 22時) (
レス) id: b96b11bd27 (このIDを非表示/違反報告)
名無し29355号(プロフ) - 狂愛のやつです！！ (2019年11月19日 14時) (レス) id: 55c49badb4 (このIDを非表示/違反報告)
ダッグ(プロフ) - 名無し29355号さん» パスワードはどのパスワードでしょうか？！ (2019年11月13日 16時) (レス) id: edcee9181b (このIDを非表示/違反報告)
竜推しの夏里 - お疲れ様でした!番外編も、たのしみにしてますっ! (2019年11月13日 0時) (レス) id: bf3238cbd0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し29355号(プロフ) - 裏の方も見たいのですが18歳以上の接待できないのでパスワード教えてもらうこと可能でしょうか (2019年11月12日 23時) (レス) id: 55c49badb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾀｶﾉﾘ ﾀﾞｯｸﾞ
x他1人 | 作成日時：2019年9月24日 2時
