涙 1 ページ14
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『 うぅっ、…っ 』
涙が止まらない
キッパリ忘れるって決めたのにっ
『 っ、ふ、っぐすっ 』
私と壱馬は
私が振ったことによって別れた
本当は別れたくない気持ちでいっぱいだったけど
これは悩みに悩みまくった決断だ
『 ごめ、んなさいっっ 』
誰もいない
私しかいない非常階段の一番隅で
みんなから見えない場所で
ただただ謝りただただ壱馬の名前を呼んだ
『 …だいす、きっ 』
涙が落ちた場所は、壱馬から貰った薬指についてる指輪
…自分で決断したくせに
この指輪を本当は外したくない
?「 …外さないの? 」
何分間か指輪を見つめていたら
いつの間に居たのか、声をかけてきた北人
北人は、私と目が合ったあと
私の横には座らず私の視界に入らない後ろに座った
北人「 それとも、…外せないの? 」
『 っ、! 』
北人「 …図星だ 」
『 そんなことっ 』
ある。大ありだよ。
嫌なら別れなきゃよかったのに。
って思うかもしれないけど
迷惑をかけたくなかった
北人「 Aさ、別れるって決断した時
壱馬にもメンバーにも迷惑が、って言ってたけど
ただそれを理由にしてるんじゃないの? 」
『 っ、どういうこと 』
北人「 …自分を守りたいんだけじゃないの?ってこと 」
『 は? 』
北人「 迷惑かけたら、自分が悪くなる
だから自分から離れて自分が悪くなることを避けようとしてんじゃないの? 」
『 ちがっ、! 』
北人「 じゃあっ!! 」
『 っ!! 』
北人「 …なんで別れたんだよっ 」
なんでって
『 迷惑かけちゃう 』
北人「 だからっ、!! 」
『 だったら!!!!! 』
北人「 っ 」
『 どうしたらええん?!
いつもいつもいつもいつも私は壱馬や北人、メンバーみんなに迷惑をかけてる
なのにこれ以上迷惑かけるのは私自身が嫌なのっ!!! 』
北人は、私が怒鳴ったのに驚いたのか
私の顔を見てしばらく固まっていた
今はただ1人になりたくて
非常階段を降りようとした時
北人「 待って 」
『 っ、離し、てっ 』
北人「 俺がやだ 」
『 北人、離してっ 』
北人に強く強く私を抱きしめる
北人「 消えないでっ、離れないで… 」
『 へ、っ? 』
北人「 壱馬がいなくなったらA消えそう 」
『 なに言ってんの 』
北人「 だから俺の傍で笑って 」
『 …意味がわかんない 』
北人が言いたいことはさっぱりわからなかった
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次の話は2020年になります!
いきなり飛んでごめんなさい
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るる2号(プロフ) - 凄く楽しくニヤニヤしながら読ませていただきました!ぜひ、優馬くんができてからのAnother storyも見てみたいです!! (2019年12月11日 22時) (レス) id: b96b11bd27 (このIDを非表示/違反報告)
名無し29355号(プロフ) - 狂愛のやつです!! (2019年11月19日 14時) (レス) id: 55c49badb4 (このIDを非表示/違反報告)
ダッグ(プロフ) - 名無し29355号さん» パスワードはどのパスワードでしょうか?! (2019年11月13日 16時) (レス) id: edcee9181b (このIDを非表示/違反報告)
竜推しの夏里 - お疲れ様でした!番外編も、たのしみにしてますっ! (2019年11月13日 0時) (レス) id: bf3238cbd0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し29355号(プロフ) - 裏の方も見たいのですが18歳以上の接待できないのでパスワード教えてもらうこと可能でしょうか (2019年11月12日 23時) (レス) id: 55c49badb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タカノリ ダッグ x他1人 | 作成日時:2019年9月24日 2時