王 女 ３

Ｂ Ｏ Ｔ ３ ページ6

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その光景を見て、また視界が滲む

あ〜明日目が腫れる
なんて思っていたら、北人が肩を組んできた

パッと横を見たら
北人の目は真っ赤で、頬も少し濡れていた


『 っ、北人 』

北人「 泣くなバカ 」

『 そういう北人だって泣いてる 』

北人「 うるせっ 」


北人のおかげで笑顔になれた私は

なんとか泣かずに終えれた
のに･･･


玲於「 翔太〜！！！！！！！ 」

「「「 しょーたー！！！ 」」」

「 しょーたくーん！！！ 」

龍友「 翔太ありがとう〜！ 」


空に向かって叫んでるみんなの姿を見てまた涙を流す


樹「 ほら、Aも 」

『 っ、私はええよ 』

北人「 何恥ずかしがってんだよ 」

『 別に 』

北人「 ほら 」


北人が、上を指す

目線を上にしたら、ピンクのライトで染った会場が
なんだか、その光景が

翔太くんに見守られてる気がして


『 翔太く〜んっ！！！！ 』


また涙を流しながら、空に向かって叫んだ


北人「 よろしい笑 」

樹「 よく出来ました 」


2人は私の頭を撫でてくれて

メンステへと移動


玲於「 泣かないんじゃ？ 」

『 もうっ！！ 』

玲於「 ふはっ笑 」


おちょくり合いをしながらも

ちゃんと笑顔で終わり
最後はカメラにアピールして終えるのだが


壱馬「 ほら行くぞ 」


壱馬が肩を組んできた

またそこで悲鳴が上がるのに
カメラに向かって手を振っていたら、こちらをじーっと見てくる壱馬


『 なにっ、？！ 』

「「「「「 きゃあああああ！！ 」」」」」


壱馬の方を見たら、ほんの少しだけ触れた唇

吃驚して驚いていたら
いつの間にか壱馬は舞台袖にはけていて


樹「 行かないの？ 」

『 あっ、行く！！ 』


こうして、BOT三日目は幕を閉じた









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