王 女 ３

Ｍ Ｖ ３ ページ11

.








『 はあ･･･緊張した 』

樹「 あれ以来だね 」

『 ･･･思い出さんとって！ 』

樹「 ･･･今日、可愛い 」

『 今日だけみたいやん笑 』

樹「 ううん、いつも可愛い 」

『 えっ 』


パッといっちゃんの方をみたら

耳まで真っ赤にしたまま
スタスタと、モニターチェックをしに行った


『 ･･･なんなん 』

？「 なにが？ 」


後ろから、聞きたかった声が聞こえて
嬉しくて、嬉しくて

自分でもめっちゃ早かったんじゃないかってぐらいな勢いで後ろを向いた


『 っ、壱馬！ 』

壱馬「 ふはっ笑そんなに嬉しいん？ 」

『 ･･･べ、べつに？ 』


あ〜可愛くなっ私


壱馬「 ･･･樹にキスされてるのに
俺とはキスしてくれやんの？ 」

『 えっ、なにいってんの？ 』

壱馬「 そのまま樹の菌付けたまま
MV撮影すんの？ 」

『 ･･･菌？ 』


いっちゃんの菌･･･？

どこに？
不思議になりながら、壱馬を見る

そしたら、1歩近づいてきて


壱馬「 俺の方が樹よりもだいすきやし 」

『 えっ･･･んっ 』


優しく頬に手を添えられて
いっちゃんよりも優しく唇が重なった

周りの音が何も聞こえなくなるぐらい壱馬の目から逸らせなかった


壱馬「 ふっ･･･可愛い 」

『 っ、むっむりっ！！！ 』

壱馬「 ･･･ 」


微笑む壱馬がえっちすぎて

色気ダダ漏れで、北人の所へと一目散に走った


北人「 初めてAたちがキスしてるところ見たかも 」

『 え 』

北人「 見たの？って顔しないで
あんなド派手なセットのところでキスしてたら誰でも見るから 」

『 っ〜！！！！ 』


もっと顔に熱が集まる

やだやだやだやだ〜
恥ずかしい･･･

もう帰りたい〜


『 今日のホテルは？ 』

北人「 壱馬は確かまこっちゃんと
Aは、1人部屋だった気がする 」

『 そうなん？ 』

北人「 うそ 」

『 うーわっ酷 』


笑いあっていたらシャッターを切る音が

音をするほうを見れば
たっくんが、私たちを撮っていて


拓磨「 ･･･綺麗 」

『 っ･･･たっくん辞めて！！ 』

拓磨「 え 」

北人「 壱馬に殺られて拓磨にも殺られる
心臓が忙しいね 」

『 ･･･正しくはいっちゃんにも！！ 』


たっくんが、綺麗なんて言うから

また尚更顔が熱くなって
･･･本当に今日心臓もたない


北人「 ･･･次は俺にもドキドキして？ 」

『 っ、〜 』


私の中にある危険信号が壊れそうなぐらい動いている









.

Ｍ Ｖ ４→←Ｍ Ｖ ２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す