王 女 ３

風 邪 ４ ページ30

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『 ん、っいったぁ 』


点滴が終わりそうな頃に目を覚ましたA

声も治ってきてて
顔もしんどそうではなく、むしろ元気そう


壱馬「 身体は？ 」

『 だるくないけどだるい 』

壱馬「 え？ 」

『 てか、会議は？！
午後からのスケジュール！！ 』

壱馬「 あ〜会議終わった時に倒れたから無事やった
午後からのスケジュールは、マネさんが組み直してくれた 」

『 ･･･迷惑かけちゃった 』

壱馬「 大丈夫や
体調が悪くなることだって誰だってあるねんから 」


うるうるとしてる目にそっとキスをして離れてみると


『 っ、はず、かしいっ 』

壱馬「 ふはっ笑 」


顔を真っ赤にして、尚更潤ってる目で見てくるA

可愛くて、愛おしくて
さっきの不安な気持ちはどこに行ったのかってほど

鼻 頬 オデコ

と、あえて口にはせずその他の場所にキスを落としていく


『 かず、まっ 』

壱馬「 ん？ 」

『 なんでっ、･･･ 』

壱馬「 ん？なに？？ 」


Aが言おうとしてることはわかってる

けどまた離れては近づいて
口にするかと思いきや、鼻にしたり

と意地悪をしてみる


『 〜っ！！ 』

壱馬「 言ってくれなわからんで 」

『 ･･･ばかずま
あほかずま
ばかあほかずま
嫌いだかずまなんか 』

壱馬「 あ、嫌いって言うたな？ 」

『 嫌いだなんて言うてへんかずま
ばかずま、あほかずま 』

壱馬「 言うたのに笑 」

『 言ったけど言うてないねん！ 』


ここに北人がおったら

すぐ北人のところに行ってるんやろうなあ〜
なんて心が痛むことを想像して傷ついている


『 ･･･かずま？ 』

壱馬「 ん？ 」

『 ･･･そんな不安そうな顔しやんといてや 』

壱馬「 え？ 」

『 離れていきそうな顔してる 』


どんな？

と不思議な顔をしていたと思う
そんな時だった

ベッドから起き上がって
俺の右頬に片手を寄せてきて
そっと近づいてきて
一瞬だけ暖かい感触があって

一部始終がスローモーションみたいに流れていて
気づいた時には、Aが夕日に照らされていて
めちゃくちゃ綺麗だった


壱馬「 っ 」

『 ･･･へへっ笑 』


俺の横は一生Aがいい。

なんて口には出さないけどそう誓ったんだ。
だから離れんといてな









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作者風邪を引きまして、ダウンしてました。
熱は完全に下がったんですけど
咳とか鼻水とかもうダラダラダラダラ←

まこちんの誕生日もなかなか祝えずショックです(´；ω；｀)
ってことで次のストーリーは
まこちんストーリー！です！

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