王 女 ３

風 邪 ２ ページ28

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壱馬「 はあ、、こっちは怒ってへんで 」

『 ･･･ほんま？ 』

壱馬「 うん
Aから聞きたかっただけやで

北人にはゆって、俺には言わんって
俺頼られてへんみたいやん 」


その言葉に、首を横に振る


『 ほんまは、めちゃめちゃ言いたかった･･･
けど、壱馬大事な仕事って言うてたから
心配せずに、仕事して欲しかってん

ごめんなさい 』


素直に謝ると、壱馬は優しく微笑んで頭を撫でてくれた

その手が暖かくて少し目が潤う


壱馬「 ･･･今日は帰ったら看病したるな 」

『 ほんまに？ 』

壱馬「 おん
無理せず、ちゃんと俺に頼って？

北人より、俺に頼って欲しいな 」

北人「 え 」

『 ･･･わかった 』


私の返事に、ぶつぶつ何か言ってるが
私たちは気にせず、

壱馬の膝に頭を預けて、まだ会議が始まらないということなので
少し眠りについた


...


壱馬「 Aのこと男たらしってゆう噂流れてるんか知らんけど
そんなひねくれたこと言うてるやつの方が男たらしと思うで？

･･･なんなら、あなたたちの方が男たらしと思いますけどね 」


なんて私に文句言ってたスタッフさんに言い返してたのは
後に、北人の口から聞くことになった


...


『 んっ、･･･いったっっ 』


頭がズキズキと痛む

喉がめちゃくちゃ痒い
そんな中体を起こせば、会議は既に始まってて
慌てて資料を貰い見返す


壱馬「 ･･･ 」

『 なんで起こしてくれへんかったん 』

壱馬「 ヒロさんの指示 」

『 嘘やろ 』

壱馬「 ほんまや 」


資料から目を離さず答えてくる壱馬

その姿も絵になってるな〜。

じゃなくて！！
ヒロさんからの許可が降りるなんてことあるの？


北人「 寝てなくていい？ 」

『 うん、大丈夫！ 』

北人「 無理しないでね 」

『 ありがとう 』


それからの会議は、ちゃんと受けたつもりだが
頭が働かなすぎてあまり内容が入ってこなかった


HIRO「 これで会議を終わる
なにか質問かなにか無いか？ 」

敬浩「 無いんですけど･･･ 」


あ〜やばい。これは死ぬ

敬浩さんとHIROさんが話しているのに
私は吐き気と頭痛に耐えていた


HIRO「 敬浩以外質問はないか？ 」

「「「「「「「「 ･･･ 」」」」」」」」

HIRO「 では、これでTRIBE会議を終わる 」


そして立ち上がった時だった


『 あっ 』

壱馬「 っ、！ 」


バタンッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


壱馬「 Aっ！！！ 」









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