王 女

令 和 ２ ページ10

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陣「 ...そうやな
失った期待を取り返すのは時間かかると思うけど
コツコツ取り返していったらええねん

...17人でひとつやねんから 」

陸「 それは、信頼じゃない？笑 」

陣「 うるさいわ！笑 」


陸さんと陣さんのおかげで

シーンっと張り詰めた空気が解れた気がして
ホッとして近くの椅子に腰を下ろす

その時


壱馬「 ふぁっ、おはようございます 」


壱馬が起きてきた

ドクンッ。となる心臓
近くにいるいっちゃんの服を引っ張る


樹「 ん？ 」

『 や、やばいっ
こんな時なのにっ、心臓がっ！ 』

樹「 壱馬さんのファンなの？笑 」

『 私は、吉野北人のファン1号だから！ 』

北人「 ははっ笑嬉しい 」

『 恋愛対象では見れないけど 』

北人「 おい 」


話していたら、壱馬が机の上に置いてあった雑誌を手に取った


『 あっ、それ 』

壱馬「 ん？なにこれ 」

『 うっ、えっと... 』


振り向いただけで息止まるなんて

本当に私の心臓どうなってる？
壱馬と一線越える時って死ぬ時だと思うんだけど


壱馬「 ん？俺とAのことやん 」

力矢「 これを機に公表するか？ 」

壱馬「 えっいいんすか？ 」

『 ちょ、ちょっと？！
公表するってことはどんな決意かわかってる？！

そんな簡単に目キラキラさせて言うてるけど 』

壱馬「 わかってるで？
でも俺は、ファンの人に嘘つくんは嫌やし

それに... 」

『 ...それに？ 』

壱馬「 Aと結婚して子供産んでってしたいからさ 」

『 っ、やばいっ 』


バタンッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


壱馬「 お、おいっ！Aっ！！ 」

北人「 えっ？気失ってる 」

陸「 え、え、え、どうしたらいいの？！ 」

力矢「 取り敢えず部屋に運べ！！ 」









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