ドＳなあらしとドＭな私、７

１８４。離陸 ページ4

……

「俺の席は〜…お、ここだ！」

香輝、私、雅紀が順番に席に座った。

松潤と輝依は通路を挟んで香輝の隣、ニノと智くんは通路を挟んで雅紀の隣、そして翔と祐にぃは…

「きゃあっ！私、翔様の隣だわ〜っ！」

「あら、あなたは通路を挟んでの隣でしょ？私なんか、祐星様のすぐ隣よぉーっ！」

…きゃあきゃあうるさい。

翔と祐にぃは、雅紀と私の真後ろなんだけど…３人席だから、女子が祐にぃの隣に座ることになってしまった。

翔と隣になれなかったことに、地味に嫉妬する私と輝依。

ところで髪クルはというと。

「なんで私の隣があんたなのよぉっ！」

「それは俺のセリフだっ！はぁ、出来るだけ我らのアイドル、坂下さんの近くの席にしようと思ったら、よりによって…っ！」

「我らのアイドルですって？！それは、嵐のことでしょう？」

私のファン(？)と睨み合い、火花を散らしていた。

……

「わ、動き出した！」

滑走路へ向かい始めた飛行機。

──ゴオオォッ

そんな音と共に物凄い勢いで走り出した。

「「オオオオォォッ！」」

男女の声が、機内の中で響いて、めちゃくちゃうるさい。

「なんで飛行機ごときでそんなに騒ぐんだろう？」

地味に謎だ。

「ういたーっ！ういたーっ！」

私の隣にいる香輝が、一番うるさい訳だけども。

「香輝…。浮いたんじゃなくて、飛んだんだよ？」

「なんでそんなに冷めてんだよーーーっ！飛行機なんだぞ？！」

「うん、そうね。」

すると、雅紀がコソッと私に耳打ち。

「Aはただ単に、飛行機が怖いだけだもんね？」

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ラッキー嵐

リーダー・ニノ

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