ドＳなあらしとドＭな私、７

２０７。訪問 ページ28

え？

パジャマでベッドに寝っ転がってるだけで、なんで誘うって話になっちゃうの？

「と、とにかく起き上がれよ、な？」

翔が焦った様子で私の腕を引っ張った。

「意味不明…。」

なんて良いながらも、私はベッドに座った。

「「フー。」」

すると、みんなが一斉に安堵したようなため息をついた。

「俺…しおり持ってくる。やっぱ日記は今日のうちに書いておきたいし。」

智くんが小さな声で言った。

「え、じゃあ私もついてく！」

「「・・・は？」」

え、だめなの？

私はコテンと首を傾げた。

「なんでAまで大野さんについて行くんですか？」

「だって…智くん達の部屋、見てみたいし。智くんと同室なのって…誰だっけ？」

「俺と…翔だけど。」

祐にぃが親指で自分と翔のことを指した。

「３人部屋なんだ！余計に見に行きたいっ！」

私は体を前に乗り出した。

みんなは呆れた様子で顔を見合わせた。

「…しょうがねー。Aはここまで来るとなかなか自分の考えを曲げねぇし。」

「さすがお兄様、よく分かってらっしゃる！」

「はぁ…。先生に見つかったら怒られますよ？」

翔がため息混じりに言った。

「大丈夫、見つからないように頑張るっ！」

「「はぁ…。」」

するとみんなは今度は呆れたようにため息をついて…苦笑いをした。

「…じゃあ…行きますか。」

結局みんなも付いてくるんだ。

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ラッキー嵐

リーダー・ニノ

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