ドＳなあらしとドＭな私、７

２０５。メイド服 ページ26

ニノがドアを開けようとしていることに気づいた私は、必死にニノを止めようとした。

「ニノっ！開けちゃダ…」

「A〜っ！おお、似合ってるなぁ、そのパ・ジャ・マ！」

間に合わなかったか…。

「祐星さんの説明通り、本当にメイド服…」

「ワーワーワー！！！別に香輝はAのメイド服がパジャマみたいって言おうとしてた訳じゃねーからなっ！」

「「・・・。」」

祐にぃ…、自分で私が着ているパジャマをメイド服って言ったよね。

「祐にぃって…そんな人だったんだね。安岡さんに言っちゃうよ？」

念のため言っておくけど、安岡さんってのは登場が少ない、現、祐にぃの秘書。

「や、安岡には言うなよっ？あいつは俺のこと“若社長”だとしか思ってないから！！」

「そうなんだ。秘書さんには、祐星がメイド好きだって事知られてないんだ？」

おおお、松潤がカマかけたー！

「まあね♪」

おおお、祐にぃが認めたー！

「「・・・。」」

「そ、そろそろ点呼の時間だよね？俺たちは部屋に戻ろうか。」

翔が沈黙を破って、ドアの方を指した。

「点呼終わったら、またここに集合な？」

雅紀が当たり前とでも言うように言った。

あれ、本当ならダメだよね？

「「そうしよー！」」

一番はしゃいでいる祐にぃ。

あれ、祐にぃって…生徒会長さんじゃなかったっけ？

しかも、翔は生徒会副会長のはずじゃ…。

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ラッキー嵐

リーダー・ニノ

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