ドＳなあらしとドＭな私、７

１９４。同室 ページ14

「「俺。」」

そう言って翔と祐にぃとニノが自分を指さした。

「…誰？」

「「いやだから、俺…俺だってば！」」

きれいにハモるなんて、なんて仲の良いこと。

「「ジャンケンだっ！」」

…ああ、やっぱりそうなるのね。

「「さーいしょはグー、じゃーんけーん…ポイッ！」」

winner ニノ。

「フフフ、ではお先に失礼します。A、入ろう？」

どや顔で私を呼ぶニノ。

「あ、うん。」

「Aに指一本でも触れちゃダメだからな！」

雅紀の声がドアが閉まる前に聞こえた。

部屋はベッドが２つとテレビと机とイス。

はっきり言って、そこまで広いって訳じゃない。

「狭いね。」

ニノが部屋を見渡してから言った。

いや、狭くもないと思うけど…。

……

「そろそろごはんですね。」

私達が部屋の角に置いてあったスーツケースを床に広げてから、しばらくしてニノが言った。

「そうね。」

──ピンポーン

「はーい！」

私がドアを開けると、そこには翔がいた。

「そろそろごはんを食べるホールに行こう？席は早い者勝ちらしいから。」

「他のみんなは？」

私の後ろからニノが言った。

「もうエレベーターホールで待ってる。」

「わ、急がなきゃ！」

私とニノは、鍵を持って走って部屋を出た。

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ラッキー嵐

リーダー・ニノ

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