ドＳなあらしとドＭな私、７

１８２。携帯 ページ2

……

「とーうちゃくっ☆」

なんとか帽子５人組の正体をバレずに済んだ。

取りあえず、ひと安心。

「えーっと…集合場所は、案内所の前…っと。」

案内所は、私達が改札を出てすぐに見つかった。

見ると、もうみんなは大体集まっていた。

「スーツケースはそこに固めて置いてくださーい！」

旅行委員が指した場所には、沢山のスーツケースが並べられていた。

スーツケースを置いて、集合場所に行った。

「…まだ9時なのに、どうしてもうみんな集まってるんだろね？」

「うーん…なんででしょうね？」

智くんとニノは、頭を抱えて悩んでいた。

「旅行委員〜っ！まだいない人は誰ですか？」

各クラスの旅行委員が人数を数えて、先生に報告している姿を見ながら、私は輝依に言った。

「そういえば…髪クルがまだ来てないね？」

「私もそう思ったの！」

髪クルの取り巻き達は、携帯を握っていた。

…連絡待ち？

「携帯を先生に預けるので、持ってきた人はこの袋に入れてくださーい。」

旅行委員が持ってきた袋に、私、翔、智くん、輝依が順番に携帯を入れた。

「あれ、相葉君と松本君と鮫島君と坂下君、ケータイは？」

「「あーごめん、忘れた。」」

…先生、ここに嘘をついている４人組がいまーす！

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ラッキー嵐

リーダー・ニノ

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