２１８。俺としては ページ10
〈(中山)竜音side〉
「待てよ！！」
俺が急いで呼び止めても輝依が足を止めてくれることは無かった。
「「鮫島さんっっ！」」
輝依の後から輝依のファン達がダダダダっと凄い音を立ててバスを降りていく。
俺はその光景を無後で見つめた。
輝依は…なにか勘違いをしてたんじゃないか、と思う。
俺は、輝依としたキス自体が甘かった、という意味で“甘い”って言ったんだけどな。
俺は、まだ輝依の唇の感触が残っている自分の唇を触った。
「…俺はただ、輝依とキスしたかっただけなのに。」
「それを輝依に言えばいいんじゃない？」
「…坂下。」
俺のすぐ横の通路に立った坂下がニコリと笑いながら言った。
「声に出さなきゃ伝わらないよ？」
「・・・。」
すると、バスの外から相葉の声が聞こえた。
「Aー、早く行こうぜ！」
「あー、うんっ！」
坂下は俺に意味深なウインクをして、バスを降りていった。
「・・・。」
告れって事なのか？
でも輝依は…櫻井のことが好きそうだし、無理だよな…。
その時俺の頭に、さっきの走って行く輝依の悲しそうな顔が浮かんだ。
あんな顔されたら…自惚れちゃうよ。
「玉砕…か。」
ぽつりと呟いて、誰もいなくなったバスを降りた。
ラッキー嵐
リーダー・ニノ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にのlove - 1 もちろんにのでぇーす( ´艸｀) (2013年12月19日 20時) (
レス) id: bbad584bff (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - メイド様さん» よみま ー す ！ (2013年4月26日 19時) (携帯から) (レス) id: 91eec3095d (このIDを非表示/違反報告)
メイド様(プロフ) - りんごさん» ありがたいです(^人^)今から更新してきますねー(*^^)v (2013年4月26日 17時) (レス) id: 4b1abb2b4c (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - メイド様さん» いや いや 、メイド様さん の 作品 なら なんでも よみますよ ！ (2013年4月24日 19時) (携帯から) (レス) id: 91eec3095d (このIDを非表示/違反報告)
メイド様(プロフ) - すいません、訂正します(´･ω･`)出来るだけ→出来る限り (2013年4月24日 18時) (レス) id: 4b1abb2b4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
