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〈 いつまでもくよくよするな。未来を信じて進むんだ。 〉
涼太が、そう言った気がした。
私は、「 分かってる 」と話しかけて、扉に目を移した。
まだ〈 死の部屋 〉が続くかもしれない。
でも私は恐れない。
死ぬことになっても、最後まで諦めず、
立ち向かっていく。
.
しかし、ここに来るまでの疲労と、
ついに1人になってしまったという思いが
Aの体力を急激に奪っていった。
頭がぐらつき、目に映る映像がぼやけている。
私は、しばらく涼太の顔を見つめ、
「 本当に……ありがとう。私、諦めないから 」
と強い気持ちを伝え、
涼太の頭をそっと床に置き、
私はポケットの中からハンカチを取り出し、
涼太の血に染まった顔を優しく拭った。
そして、フラフラになりながら立ち上がり、
一歩、二歩と扉に向かって歩き始めた。
.
.
果たしてこの先は天国だろうか、
それとも地獄だろうか。
私は最後にもう一度、涼太を見た。
" 見守ってて "
心の中で言葉を送り、
私は扉に手を伸ばした。
.
.
その時だ。
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しゃけ - 夜楽しみにしてます!頑張ってください^_^ (2017年10月30日 18時) (レス) id: 9d022e834e (このIDを非表示/違反報告)
朱花(プロフ) - しゃけさん» そうでしたか。やっぱりこのやり方は良くないですよね。評価を気にしすぎて読者様の気持ちを考えていませんでした。すみません。読者様の意見が聞けて良かったです。コメントありがとうございます。今日の夜に移行しようと思います。 (2017年10月30日 16時) (レス) id: ac0f08ff93 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ - すごい面白いです!毎日更新楽しみにしてます!けどなんか評価を気にしてばっかで更新をしないってやり方がちょっと悲しいです。 (2017年10月30日 2時) (レス) id: 9d022e834e (このIDを非表示/違反報告)
朱花(プロフ) - まみ助さん» このお話の玲於はめっちゃ怖いですよね笑笑どうなるかは今日の更新で!!(^^) (2017年10月27日 7時) (レス) id: ac0f08ff93 (このIDを非表示/違反報告)
まみ助 - 続き気になります! それにしても死んだはずの玲於くんに恐怖感じました笑 (2017年10月27日 2時) (レス) id: c32297c97c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱花 | 作成日時:2017年9月30日 14時