第八の扉 ページ40
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まるで、嵐が過ぎ去ったあとの森に
ポツリと立っているような…… 。
.
コンクリートの箱の中は、
異様なほどの静けさだった。
部屋は直視できるものではなかった。
壁や床に飛び散った夥しい血の跡。
鉄のような臭いが、部屋に充満している。
私は、全身を血に染めて眠る涼太を、
ただ呆然と見つめていた。
本当に眠っているかのようだ。
死んでしまったとは、とても思えない…… 。
先ほどまでの狂騒が嘘のようだ。
.
二つのカプセルを口に含んだ涼太は
突然真っ青な顔つきで私を見つめた。
貴 「 涼太くん!」
呼びかけの声とともに涼太は倒れ、
両手で首をおさえながら呻き声を洩らした。
苦しみにのたうち回る姿は見ていられなかった。
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しゃけ - 夜楽しみにしてます!頑張ってください^_^ (2017年10月30日 18時) (レス) id: 9d022e834e (このIDを非表示/違反報告)
朱花(プロフ) - しゃけさん» そうでしたか。やっぱりこのやり方は良くないですよね。評価を気にしすぎて読者様の気持ちを考えていませんでした。すみません。読者様の意見が聞けて良かったです。コメントありがとうございます。今日の夜に移行しようと思います。 (2017年10月30日 16時) (レス) id: ac0f08ff93 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ - すごい面白いです!毎日更新楽しみにしてます!けどなんか評価を気にしてばっかで更新をしないってやり方がちょっと悲しいです。 (2017年10月30日 2時) (レス) id: 9d022e834e (このIDを非表示/違反報告)
朱花(プロフ) - まみ助さん» このお話の玲於はめっちゃ怖いですよね笑笑どうなるかは今日の更新で!!(^^) (2017年10月27日 7時) (レス) id: ac0f08ff93 (このIDを非表示/違反報告)
まみ助 - 続き気になります! それにしても死んだはずの玲於くんに恐怖感じました笑 (2017年10月27日 2時) (レス) id: c32297c97c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱花 | 作成日時:2017年9月30日 14時