Kiss me before I rise【短編集】

山本彰吾×幼馴染 ページ3

yamasyo side.

リハが終わって街をぶらぶらしてたら
幼馴染のAから電話がかかってきた。

『しょーちゃんっ今から会えないかなぁ(泣)』

大事な幼馴染だから急いで行った。


彰「なに泣きよるん？」


『、、れた』


彰「なに？聞こえん」


『ふられたの！！ｸﾞｽﾝｯ』


あー。なるほどね、。
どうやら2年半付き合ってた彼氏にふられたらしい。


彰「じゃけぇ言うたじゃろ？あいつはやめとけって。
喧嘩する度にAが傷ついとったんじゃけぇ。

もうそいつのこたぁ忘れて次行けばええよ。
おめぇは可愛いんだからすぐ新しい彼氏できるよ」


『好きなの。振られてもまだ好きなの。忘れられんの！
ちゃんと話をすればまた戻ってくるんじゃないかって、思うてしまうの。』


ほんまに好きなんじゃな。
けどあいつはおめぇの元にゃあきっと戻ってこんよ。

なんて、言えんよな。

俺ができることは1つしかないな。

彰「ゆっくりでええよ。忘れろとも言わん。好きでいるのをやめろとも言わん。けど、前には進めよ。

幼馴染なんだからもっと俺を頼り」

『しょーちゃん、、ありがとうね！』


彰「よし！ラーメンでも食べ行こう！奢っちゃる！」


『ほんとに！？やったあ！笑』


そうそう。おめぇは笑顔でおりゃええ。


『何ラーメンにしよう！』


俺のAへの恋心は閉まっとくよ。
Aが笑顔で居られりゃあそれでええ。
たとえ笑顔にしてあげられる相手が俺じゃのうても。





だけど、今この時だけは俺だけがAを笑顔にできるんだ。

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