第二話 相澤消太 ページ4
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「つーか、何でテメェが受かってんだよ耳！」
BOMB!BOMB!と両手で爆発を起こしながら、少年の下に近付く生徒は、
その鋭くつり上がった目で、少年を睨んだ。
(……お察しの通り──爆豪だ。)
一体何をやらかしたんだ。
少年の妹、響香は、近付く爆発音に耳を塞ぎながら思う。
「耳じゃねえ、耳郎Aだ。あんとき言っただろうが」
自分が爆豪を煽っていることに気付かない少年──A。
どうやら爆豪とも面識がある様だ。
恐らく、上鳴を含めて試験会場が同じだったのだろう。
「あ、もしかして聞いてなかったのか？」
ﾌﾞﾁﾝｯ
突如、何かが切れたような音が教室中に響く。
それは、爆豪の怒りのメーターが振り切れた瞬間の音だった。
「ンだよ。なんか文句でも＿＿」
その刹那、爆豪がAの胸倉をガバッと、制服を破かんばかりに掴んだ。
＿＿と、それと同時に、Aは爆豪の目に目掛けて耳たぶのコードを放つ！
……が、
「お友達ごっこしたいなら他所へいけ」
廊下にいた、何故か寝袋の中にいる男がそれを止めた。
教室の扉の前に、いつの間にかいた寝袋の男。
生徒たちの視線はそちらに移り、しばしの沈黙が訪れる。
「ここは……ヒーロー科だぞ」
ヂュッ！と、どこからともなく出したゼリー飲料を一気に飲み干すと、
気怠げに、何の威厳もなくそう告げられる。
なんか!!!いるぅぅ!!!
耳郎兄妹の登場以上に、心の中で荒ぶる生徒たち。
男はそんな生徒たちに気にも留めず、寝袋から這い出ると直立した。
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」
言動からして、男は教師だとわかる。
……だが、すぐにまた、生徒たちの頭にある疑問が浮かんだ。
＿＿誰だ？
雄英の教師陣はプロのヒーローが
このくたびれた男をAを含め、生徒の殆どは見たことがなかった。
「担任の相澤消太だ。よろしくね」
虚ろな目をした状態で気怠げな雰囲気を漂わせ、そう告げる。
担任!!?
相澤の爆弾発言に、またもや生徒たちは困惑した。
だが、それすらも気にしていない相澤は、寝袋から何かを取り出す。
「早速だが、
生徒たちは言われるがまま、その指示に従うことにした。
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桜花(プロフ) - 第二弾のパスワードが知りたいです！！教えて頂けませんか？お話がすっごく面白くて、楽しく読ませてもらってます！これからも頑張ってください！！ (2022年11月15日 21時) (
レス) @page13 id: a78013dc1d (このIDを非表示/違反報告)
yuusu2020(プロフ) - すいません、第2弾のパスワードを教えて頂けませんか?これからも更新頑張ってください (2021年8月26日 23時) (レス) id: 0a41c887d4 (このIDを非表示/違反報告)
人間 - 第２弾のパスワードってなんですか？ (2020年2月6日 17時) (レス) id: d7b3f5a1f4 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 春さん» 楽しく読ませていただいているのですが、第二弾のパスワードを教えていただきたいです。 (2019年8月13日 19時) (レス) id: 32e2eab4af (このIDを非表示/違反報告)
春 - いつも楽しく読ませていただいています。第2弾読ませていただきたいのですが良ければパスワードを教えてください。 (2019年7月5日 17時) (レス) id: 7222cc18b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜂須賀 x他1人 | 作成日時：2018年3月11日 22時
