第九話 抹消ヒーロー ページ11
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「つくづくあの入試は…合理性に欠くよ。おまえのような奴も入学出来てしまう」
" 消した "という言葉。そして、髪で隠れていた装備の数々。
緑谷は、相澤のゴーグルを見て思い出した。
「消した…！あのゴーグル…そうか……！」
視ただけで人の" 個性 "を抹消する" 個性 "！
＿＿＿抹消ヒーロー 「イレイザーヘッド」!!
「誰だよ」
そんなヒーローがいたのかとでも言うように、Aは辛辣な言葉をボソッと吐く。
Aが興味あるのは、ロックなものぐらいだ。
「イレイザー？俺…知らない」
「名前だけは見たことある！アングラ系ヒーローだよ！」
少数だが、周りも知っている者はいたようで、「恐らくメディアの露出を嫌うヒーローなのだろう」という飯田の一言で、その場は収まった。
「ヒーローなのにメディア嫌いなんだ…」
「人前、苦手なんじゃね？」
上鳴のその言葉に、Aは「スゲー分かる」と真顔で(勝手に)相澤に同意した。
Aは目立つことを極端に嫌がる。
「いや、分かるんかい」
上鳴からのツッコミを、Aは無視した。
その一方で………
「見たとこ…" 個性 "を制御できないんだろ？また
相澤は、淡々と話を続ける。
「そ、そんなつもりじゃ…！」
「どういうつもりでも、周りはそうせざるを得なくなるって話だ」
首もとに巻いていた捕縛武器を使い、緑谷との距離を一気に詰める。
「昔、暑苦しいヒーローが、大災害から一人で千人以上を救い出すと言う伝説を創った。
同じ野蛮でも……お前のは一人を救けて木偶の坊になるだけ。緑谷出久、お前の" 力 "じゃヒーローにはなれないよ」
辛辣な相澤のその言葉は、事実であるからこそ、
緑谷はそれ以上何も言えなかった。
相澤は" 個性 "の発動を止め、髪を下ろした。
「" 個性 "は戻した…ボール投げは2回だ。とっとと済ませな」
＿＿＿それは、ほぼ除籍宣告と言っても過言ではなかった。
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桜花(プロフ) - 第二弾のパスワードが知りたいです！！教えて頂けませんか？お話がすっごく面白くて、楽しく読ませてもらってます！これからも頑張ってください！！ (2022年11月15日 21時) (
レス) @page13 id: a78013dc1d (このIDを非表示/違反報告)
yuusu2020(プロフ) - すいません、第2弾のパスワードを教えて頂けませんか?これからも更新頑張ってください (2021年8月26日 23時) (レス) id: 0a41c887d4 (このIDを非表示/違反報告)
人間 - 第２弾のパスワードってなんですか？ (2020年2月6日 17時) (レス) id: d7b3f5a1f4 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 春さん» 楽しく読ませていただいているのですが、第二弾のパスワードを教えていただきたいです。 (2019年8月13日 19時) (レス) id: 32e2eab4af (このIDを非表示/違反報告)
春 - いつも楽しく読ませていただいています。第2弾読ませていただきたいのですが良ければパスワードを教えてください。 (2019年7月5日 17時) (レス) id: 7222cc18b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜂須賀 x他1人 | 作成日時：2018年3月11日 22時
