偽物彼氏。2

偽７５ ページ35

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「…………………ん……///！！」









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匠「………………」









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今、何が起きてるのかわかんなくて








頭が真っ白で

なにも考えられない。









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ゆっくりと、

匠海の顔が私から離れて





そのまま






固まった私を、優しく







匠海の胸のなかに閉じ込めた。









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匠「………ごめん…」









「………………？」









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匠海の声が

少しかすれてるような気がして









謝ってる理由も

よくわかんない………









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匠「………………っ、、









お前といると…自分がわからない……









今まで通りにいかなくて…






勝手に体が動いて………………、









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お前はっ………お前は……









他の奴と、同じか……？









あいつと………………同じか……？」









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ごめん…って、

また匠海が謝って









体を離した。









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ちょうど、観覧車が下まで降りて









何事もなかったかのように







手をつないで、観覧車を降りた。









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匠「もう………帰ろうか。」









「……うん……、」









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それから、話すこともなくて…









一歩…前を歩く匠海を見つめる。









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さっき…言ってたことはなんだろう……









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他の奴って………









あいつって………









誰のことですか？

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