彼の事を好きなのに (ページ28)

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拓弥｢スーパー行くか｣

｢スーパー？｣

拓弥｢飯作ってよ｣

｢いいよ｣

そう言って玄関のドアを開けると辺りはもう暗かった

彼の隣に乗って車を走らせる

拓弥｢Aは車の免許持ってるの？｣

｢持ってるよ、居酒屋とか免許証じゃないとダメな所あるじゃん？だから取った｣

拓弥｢なんだその理由｣

あっという間にスーパーに着いた

｢近くない？歩けば良かったのに、｣

拓弥｢お前一応妊婦なんだぞ気おつけろ｣

｢はいはい｣

中に入ると、

持つよ

そう言ってカゴを持ってくれた

｢何がいい？｣

拓弥｢なんでもいいよ｣

｢選んでよ、さっぱりしたのがいい｣

拓弥｢さっぱりってなにがあったけ？｣

｢まぁ脂っこくなかったらいいよ｣

拓弥｢じゃあ、鍋、寒いから鍋食いたい｣

｢タレは？｣

拓弥｢ポン酢｣

｢それな｣

拓弥｢それなって笑｣

｢そんな笑う事？｣

その彼は5分くらい笑っていた

食材を買って家まで着いた