彼の事を好きなのに (ページ13)

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サークルの先輩から草川拓弥の連絡先を貰い

今日会うことになった

店の扉を開けると

拓弥｢おい｣

ソファにドスンと座る彼が居た

｢どうも｣

拓弥｢何、話って｣

｢あの、、、妊娠しました、貴方の子供を｣

そう言ってエコー写真を見せる

｢私の彼氏は海外に行っていてもう9ヶ月会ってません、その間にあのような事があったのは貴方だけなんです。中絶したいので半分でいいのでお金頂けません？｣

拓弥｢詐欺か？｣

｢、、は？｣

拓弥｢本当に俺の子か？てか彼氏っていつも隣にいるほっそい人じゃないの？｣

｢あれは友達です、てか大学で私の事見てたんですね｣

拓弥｢まぁ、それなりに気になるから｣

｢中絶するには15万は必要なんです、半分だけでいいので、お願いします。｣

拓弥｢.....無理、俺金持ってないし｣

そう言って彼はコーヒー代の500円を置いて店を出ていった

なんとなく予想はしてた

仕方がない

｢稼がなくちゃ｣