Blue Heaven ページ17
「 なるほどな。
ならば今後、同じミスは繰り返すまい。…2度とな。
諸君、覚えているな？キャプテン･ジャック･スパロウだ。 」
野郎共からの野次が入る中、ジャックは言葉を放つ。
「 あの女の血じゃ無理だったろう？ 」
「 誰の血が必要か知っているな？ 」
「 ああ、知ってるとも。 」
ジャックがニヤリと笑い、バルボッサは船を出すよう命令を出した。
野郎共が急いでブラックパールで出航準備を進め、ジャックとバルボッサとAの3人も続いて乗り込んだ。
そして、航路を決めるらしいが話は進んでいない。
「 つまり何処かの浜辺で俺を下ろす前にお前はそいつの名前を教える。それでお前が俺の船で行っちまうのを見てろってわけか。 」
「 違う！どこかの浜でお前を下ろす。でもその時は名前もなにも一切教えずに！俺は遠ざかる、俺の船で。その後大声で名前を教えてやる。 」
どちらも同じように聞こえる、そんな2人の会話を横目に海風を心地よく感じていたAは、これからどうするべきかを考えていた。
この件に関しては、ウィルがジャックを裏切った以上、ウィルへの不信感は消えないだろう。…今度はウィルが危ないのは承知の上だが。
「 船長！インターセプター号が見えます。」
「インターセプター号だ」
ジャックが身を乗り出し、インターセプター号を確認した。
バルボッサも単眼望遠鏡で船をみている。
そんな動きから、Aはインターセプター号にウィルとエリザベス。そして、ジャックに着いてきた奴らがいるだろうと思った。
すると、バルボッサにまた話を持ちかけたジャック。
「 こういう手はどうだ？バルボッサ。
白旗上げて休戦する。そして俺がインターセプター号まで行って、メダルを返すよう交渉してくる。いい考えだろ？ 」
「 …変わらないな。ジャック、そういう姿勢だからパール号を失ったんだ。 」
牢にぶち込んどけ。と命令すると、バルボッサはジャックの持っていた林檎を外に放り投げ言う。
「 ついでにこいつもな。 」
『 何よ、ついでにって。 』
まあ、何も出来ていないことは確かだけれど。
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すずりんな(プロフ) - ねこねこさん» コメントありがとうございます！応援とても嬉しいですし、もちろん励みになります！気まぐれ更新ですが、この作品をよろしくお願いします！ (2017年8月11日 0時) (
レス) id: c5d7fb941e (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ - 面白いです！励みにならないかもしれないのですが、これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年8月10日 23時) (レス) id: 07a999bad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずりんな | 作成日時：2017年7月15日 19時
