Blue Moon ページ1
少し暑さを感じるくらい心地よい青空が広がる今日、ジェームズ･ノリントンの昇格式が行われる予定だ。
エリザベス･スワンとA･ノリントンが階段から降りると、鍛治職人のウィルに会った。
総督の娘であるエリザベスは綺麗なドレスを身にまとい、元々整った顔立ちを更に引き立てている。
ウィル･ターナーはそんな彼女に見とれていた。
「 会えて嬉しいわ！昨夜貴方の夢を見て…！ 」
「 僕の？ 」
「 初めて会った日の事、覚えてる？ 」
思いがけない言葉だったためあたふたしているウィルに対し、エリザベスはなんだか嬉しそうな様子。
「 勿論です。ミス･スワン。 」
「 前から言ってるでしょ？エリザベスと呼んで。」
「 光栄ですが、そんな恐れ多い事…。 」
総督がウィルを礼儀をわきまえていると褒めたが、Aには好きな人に素直になれないだけの様に見えた。
『 このドレス、エリザベスに良く似合っていると思わない？ 』
「 …っええ。とっても似合っていると思います。」
Aの問いかけに一瞬の戸惑いを見せたウィル。
どうしてもウィルの口から"似合っている"と言わせたかったらしい。
「 ありがとう。ロンドンで流行りらしいのよ、これ。 」
「 エリザベス、そろそろ時間だ。 」
「 ではまたね、ターナーさん。 」
さっきとは変わって冷たく挨拶をし、玄関へと足を運び用意されていた馬車に乗り込んだ。
『 私も後から追いかけるわね。 』
「 ええ。待ってるわ。 」
Aとエリザベスがそう言葉を交わすと、馬車は走り去っていった。
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すずりんな(プロフ) - ねこねこさん» コメントありがとうございます！応援とても嬉しいですし、もちろん励みになります！気まぐれ更新ですが、この作品をよろしくお願いします！ (2017年8月11日 0時) (
レス) id: c5d7fb941e (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ - 面白いです！励みにならないかもしれないのですが、これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年8月10日 23時) (レス) id: 07a999bad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずりんな | 作成日時：2017年7月15日 19時
