「「「私達の/僕達の日常！」」」5！ (ページ19)

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うらた「185話！」ページ19

杏奈side

杏奈「んぅ？」

あ、私勉強しようとしたけど、眠くて寝たんだっけ

隣にあったスマホを開き、ツイッターを見ると、零ちゃんから返信が来ていた

__テメェらなんか大っ嫌いだ。くたばれ__

杏奈「.....へぇ
零ちゃんも私みたいに言葉遣い荒くなる時あるんだね
まあ、私よりは酷くないけど」

こんなメッセージが送られても平常心で居られる私は

__おかしいのだろうか？

杏奈「.....紅莉ちゃんと罪歌辺りは、零ちゃんのツイートを見て動き出してると思うから、ここは2人に任せとくか」

私は、後輩への情が浅くなってしまったのかな？

.....そうでないと願いたい

杏奈「...制服脱いで、着替えるか」

その時だった

杏奈「何これ？....トランプ？」

制服のポケットの中を確認すると、トランプのハートが入っていた

トランプなのに、何故か数字は書いてなかった

杏奈「.....！

タトゥーの奴と同じ...」

裏面を返すと、赤い悪魔の絵が描かれていた
太ももにあるタトゥーの柄と全く同じだった....

杏奈「な、何これ....

怖いんだけど」

こんな事で怯えている暇なんてないのに。
今は後輩を助けないといけないのに。

それでも、怖い

杏奈「零ちゃんは....大丈夫かな？」

私は紅莉ちゃんに電話をかけた

紅莉「はい、もしもし」

杏奈「あ、紅莉ちゃん...？
零ちゃんがツイッターで活動休止するとかって言ってたけど...」

紅莉「それは大丈夫です、創麻に協力して記憶をいじったので」

杏奈「創麻....って？
......とにかく、大丈夫なら良かった
心配してたからさ」

紅莉「はい、安心して下さい」

杏奈「ありがとー
ごめん用件それだけだから、切るわー」

私は電話を切った

杏奈「はぁ...良かった

けど、この赤い悪魔の奴、何なんだろう」

私はトランプを握りしめた