「「「私達の/僕達の日常！」」」7！ (ページ19)

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さとみ「272話」ページ19

零サイド

微かに聞こえるこのドラム音…紅莉先輩…

ななもり「あれ？零ちゃんどうしたの。」

零「あぁ…防音室貸してもらいたかったんですけど使用中で…」

ななもり「それならもう一個防音室あるで？楽器もたくさん置いてるし…って、耳ええなぁ？」

零「右耳がないから左耳は以上にいいんですよ。」

ななもり「へぇ…零ちゃんってなんか弾けるの？」

零「意外となんでも弾けますよ？ドラム、キーボード、ベース、ギター、ヴァイオリン、フルート、ハープ…言い出すときりがないのでこれくらい」

ななもり「そんな弾けるん？！すごいな…」

零「それほどでも♪それじゃあお借りしますね…あ、手伝ってもらお…莉犬くん！」

莉犬「零ちゃん何？」

零「手伝ってください！アスノヨゾラ哨戒班弾くから、歌って欲しいんです！」

莉犬「いいよ！」

ななもり「あ、俺にも聞かせてや」

零「わかりました！」

さとみ「お、なんか楽しそうな話してるじゃん。」

莉犬「あ、さとみくん！実はね＿＿＿＿＿」

さとみ「俺にも聞かして！」

零「うんっ！」
＿＿＿＿＿防音室
零「じゃあいいですか？」

莉犬「おけ！３.2.1.」

莉犬「気分次第です僕は＿＿＿＿＿」

さとみ「相変わらず綺麗な音…」

ななもり「…弾き語りはできへんの？」

零「いいです((prrrr prrrr…あ、すいません。ちょっと出ますね。」

ピッ

零「はい、月懸零です」

看護師『☆☆病院です！今すぐこちらに来てもらえますか？！坂田さんの容態が急激に悪くなって…』

零「っ！？わかりました！すぐ行きます！」

莉犬「どうしたの？」

零「坂田くんの容態が悪くなったみたいで…」

ななもり「タクシー呼ぶから準備して！さとみくん付き添ってあげて！」

さとみ「はい！」
＿＿＿＿＿
零「すいません！坂田優希さんの病室に！」

看護師「月懸零さんと月懸智未さんでよろしいですか？わかりました。病室へどうぞ。」

さとみ「行くよ、零！」
＿＿＿＿＿
担当医「零さん！こっちです！」

零「さとみにぃ！急いで！」

病室では何人もの看護師さんが呼びかけたり心臓マッサージをしたり…

さとみ「零？」

零「…僕、死にたい。」

さとみ「っ？！」

零「…死なせて。」