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着替え終わり再び3人の所へ戻る
「お、きたきた」
「いい感じに出上がってるから食おーぜ！」
配られる割り箸には、何故か名前が書いてあり
誰のかわかんなくなったら困るでしょ！と
翔太がちまちまと書いていたという。
「何飲む？」
「ビールっしょ！！」
「乾杯だし、500で行ける？」
「俺350がいい」
クーラーボックスの近くにいる翔太が、どんどんとビールを回していく。
「全員に行った？」
「おっけ！｣
「じゃぁ、snowmanオリジナルメンバーの、えーっと
大人の修学旅行楽しみましょう！かんぱーい！｣
《かんぱい！！》
ビールを持った手を高らかに上げてから
全員で一気にプルタブを、引き冷たいビールを喉へ流し込む。
喉越しがいい、と感じるのは酒を飲むようになってから特権なのだろう
「ディズニーと迷った結果だけど、なんだろうか、これで正解な気がする」
「ディズニーはまた別の楽しさがあるよ」
「とりあえず腹減った〜！」
「たんとお食べ」
涼太が料理を準備してくれたらしく
サラダもあるし、酒のつまみになるものもある
向こうにキッチンがあるから自由に使っていいよと
そう言われたから、後でなにか作ろうかな。
「肉うま」
「何でBBQってだけで、肉の旨味って変わるんだろう」
「外って言うだけでテンション上がるよね！」
ワイワイと、7人でご飯を食べたことなんてほとんど無かった
「前に、それスノの時にやったじゃん？めめのザリガニ無双のやつ」
「虫捕まえたりするやつ、楽しかったけど虫は勘弁」
「富士急とかにもいったよね」
「お化け屋敷とかもはいって、照がボロボロだったヤツな」
「もう二度と行かない！」
「そういう思い出の場所を柊も一緒に巡るは楽しそうだよな」
「今度YouTubeでやろうよ」
お酒も入り、最初は仕事の話をしていたのだが
どんどんプライベートな話へと進んでいく
翔太の美容クリニックの話とか、大介の推しが出るまでガチャし続けるとか。
普段話しているようなことから、アイドルらしからぬ話へと弾んでいく。
心做しか、酒のペースはみんな早いから
潰れる人は潰れてしまう可能性がある
「俺、7人でデビュー出来なくて悔しかったけど
デビューしたら、7人揃ってデビューできて良かったって思うようになった」
「わーかーるー」
そうして行き着いたのはデビューまでの長い道のりの話となる。
全員が照の言葉に静かに頷いていた。
「結局俺らに何が足りなかったんだろうな」
「なんなんだろうね……？」
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作者名：りんご | 作成日時：2023年2月16日 10時
